「Aura」Loscil(2021 カナダ)

https://www.youtube.com/watch?v=beKm0n5gNx0&list=PLMynaxX_I0z89h2OWewolY-xrIqyhP5P2&index=7

https://ele-king.net/review/album/008276/

アンビエント・ミュージックには癒しの効果があるのはたしかだが、
このジャンルには思考をうながす効果をはらんでいる作品もある。
「この音楽体験はいったい何なんだろう」というわけだ。
ロスシル名義で知られるカナダの「音響彫刻家」スコット・モーガンの新譜は、そのふたつを同時に作動させている。
(・・・)
モーガンはその作品に『クララ(Clara)』、
ラテン語で「明るさ」を意味する言葉を冠している。
「これはいったい何なんだろう」
(・・・)
本作はより抽象性の高い、広漠とした宇宙を思わせる音楽が鳴っている。
モーガン自身が自分の音楽はモノクロームだと言っているように、
カラフルなサウンドとは言い難い。が、しかしそれはたぶん「明るい」のだ。

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癒しとしての「闇」。
キース・ジャレットにもそんなアルバムがあるが、最高じゃないですか ♫
naka