きく【木津竹嶺(きつちくれい)・木津かおり】民謡


この民謡を聴いていると、囲炉裏を囲んで、唄う者、かけ声をかける者、手拍子をとるもの、聴く者の姿がイメージされる。

でも、「民謡」が、明治時代の半ば、「Volkslide(独)」の訳語として生まれたとすれば、どこまで遡れるだろうか。そこまで古いものではないのかもしれない。。。唄のベースとなるのは、どこの国なのか。日本なのか。
。。。疑似西洋の日本ですから、そんな事をいちいち気にしても仕方がない。

木津竹嶺さんは昭和7年生まれの一桁世代。
変わっていく日本人の姿をどうみられただろうか。

以前、テレビ番組で、オーストラリアの人だったと思うが、
日本の文化(映画)に興味があると。
ただし、昭和30年代頃までの日本文化に対し。

昭和40年代から、少しずつ貧困から抜け出したが、
日本人の心を失っていったかもしれないことを思う。
どうしようもないけど、死ぬまで見届けるしかない。
"半"日本人であろう私が、"微"日本人となっていく日本語人を。

日本酒を呑み(今年いっぱいは有農薬のものになる)、
日本の民謡と言われる音楽を聴き、日本人としての雰囲気を味わおう。
日本が徐々に削られていくのを背に感じながら。