読む・観る「韓国女性映画」夏目深雪[編](河出書房新社 2022)
さきほど、この本の表紙となっている映画「ユンヒ」(監督・脚本:イム・デヒョン)を観た。
物語。母娘の二人暮らし。母ユンヒ宛ての手紙を読んでしまう娘セボム。
娘セボムは、母ユンヒと、差出人ジュンを再会させようと、小樽への旅行を計画する。
女性が女性を好きになることに対する、世間の冬の時代から、少しずつ雪解けしていくであろう期待を描いていた(物語全体を通せば)。抑制された表現であるため、感動は静かに拡がる。
小樽を舞台の一つに選んでいることからも、日本への親和性が高めというこ