読んだ「老人と棕櫚の木」林 秀彦 著(PHP研究所 2003/10/16)
帯には若山牧水の短歌。
脚本家の林 秀彦氏は自分の分身に「神馬 伸」という名前を付け、
(ご自分の)話を紡いでいく。
テーマとして「離人症」を挙げている。
オーストラリアに暮らしている神馬 伸と美津子。
妻の愛を失ったが理由が分からない神馬。
美津子は、理由を言葉に出来ないが、別れる意志は絶対。
夫の愛と、妻の無関心。二人の乖離は修復不能。
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独り