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(欧米の音楽を聴くこと)を眺める

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日本人の、音楽を聴く土台的なものが、伝統的な日本音楽ではなく、欧米の音楽で出来ているので、それがどういうことなのか眺めてみる。
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#古楽

【Roberta Mameri】(古楽、ジャズ)

Madrigals, Book 8アルバム「MONTEVERDI MEETS JAZZ」を 今note内で検索してもヒットしない。誰だったかと。。。KAZEさんである。 KAZEさんが取り上げられていたが、著作権で聴けなくなっているのが増えていることから、note内の全ての音楽関連のものを引き下げられた。 未聴のものが数多く残っていたので、残念。 モンテヴェルディは、16-17世紀のイタリアの作曲家。ルネサンス音楽からバロック音楽への過渡期。 中世ヨーロッパ、ルネサンス、バ

きく【Jan Garbarek】(ジャズ、グレゴリオ聖歌、ヨイク)

まったく経験のない餅つき大会を今月やる事となり、 なんか調べて電話して、詳しい人に聞いて・・・ をしなければならないのですが。 興味が無いことは後回しにする性でして。 音楽を聴きます。 秩父前衛派ギターリスト笹久保伸さん周辺を聴いておりましたが、 私の死角の周辺で環境音楽、アンビエント・ミュージックが浮遊してます。 (日本の環境音楽の先駆者・吉村弘さんがいいですね。) といいながら、キース・ジャレットのヨーロピアン・カルテットの看板: ヤン・ガルバレクさん(サックス)のアル

ながめる「天正遣欧少年使節」

千夜千冊 1518夜は、楠木建さんの「戦略読書日記」。 話として、ビジネス戦略に落とし込んでいくので、 ビジネス書が大半ではあるが、それらばかりではなく、 ユニークな選定となっている。 私の好きな本「おそめ」(石井妙子 著)を扱った章題は、 『暴走するセンス』。祇園芸妓「おそめさん」の銀座の水商売の話。 全部で21章ある内の、20章が「クアトロ・ラガッツィ」を扱っている。 章題は、『グローバルとはどういうことか』。 天正遣欧少年使節をプロデュースしたヴァリニャーノ神父に焦点を

読んだ「歌の心を究むべし」濱田芳通 著(2017 アルテスパブリッシング)

ある音楽を聴きながら、それに関する本を読むのが 至福の時なのです。音楽は何を聴こうか。 濱田さんのリコーダーと、黒田京子さんのピアノの、即興。 (あやうく日本のファンク・グループ「在日ファンク」を  持ってくるところでした。  濱田さんの本に16ビートの話が出てきたもので。) ルネサンス~バロック期の古楽を演奏する濱田さんが、 ジャズピアニストの黒田さんと、即興ですから。意外でした。 濱田さんはマイルス・デイヴィスがお好きなようです。 本に書かれてました。 濱田さんの

きく【古楽から大貫妙子さんへの道】

古楽(中世西洋音楽、ルネサンス音楽、バロック音楽の総称)と 大貫妙子さんについての、音楽共通性の話ではないです。 来年1月6日、大貫妙子さんのコンサートを はじめて体験するにあたりまして、大貫妙子さんの歌に浸るため、 こちらとしても万全の調子にしておく必要がございます。 妻からの一言(カッコ内は、口には出さないけど言いたいこと)。 「(今は大貫妙子さんの音楽にベクトルが向いているけど、   年末年始、別の音楽ジャンルに興味が出て、   今の高揚した状態ではないかもしれな

きく【古楽(器)】(訂正などあり)

しばらくは、いにしえのヨーロッパの音楽。 「雨のミロンガ」つのだたかし(バロックギター) ヨーロッパ音楽と思いきや、一曲目、アルゼンチン音楽から。 三十年前に行った喫茶店は、ミロンガだったか、ラドリオだったか? 『静かな音楽』というアルバム名もよし。 ※「アルゼンチン音楽」と書きましたが、  つのだたかしさんの作曲です。失礼をば。 「夜の蟹」タブラトゥーラ つのだたかしさん率いる古楽器演奏集団。 このアルバムでは、波多野睦美(メゾソプラノ)さんも数曲参加。 独りの演