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(欧米の音楽を聴くこと)を眺める

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日本人の、音楽を聴く土台的なものが、伝統的な日本音楽ではなく、欧米の音楽で出来ているので、それがどういうことなのか眺めてみる。
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2023年10月の記事一覧

きく「Autumn Leaves」「What's New」Bill Evans with Jeremy Steig(Verve 1969)

空中戦感のある「枯葉」。 フルートは飛び道具ですもんね。 「枯葉」の作詞者:ジャック・プレヴェールの本を注文しました。 ぼちぼちです。naka

きく「Danny Boy」「Spiritual」Charlie Haden(1995)

【ジャズ】 ジャズを聴いてきた三十年のうち(そのジャンルばかりではないが)、 序盤は、ジョン・コルトレーンを聴き、 中盤は、マイルス・デイヴィスや、新主流派。 全体を通せば、キース・ジャレットをよく聴いた。 キースと共演されている、チャーリー・ヘイデンのベースも聞こえてくる。 彼のリーダー・アルバムは聴いてこなかった。 いまさらながら聴いてみて、味わい深いことを知る。. でも、これが私のタイミングであった。 この曲は、アイルランドの民謡らしい。有名だろう。 アルバム「スピ

きく【古楽から大貫妙子さんへの道】

古楽(中世西洋音楽、ルネサンス音楽、バロック音楽の総称)と 大貫妙子さんについての、音楽共通性の話ではないです。 来年1月6日、大貫妙子さんのコンサートを はじめて体験するにあたりまして、大貫妙子さんの歌に浸るため、 こちらとしても万全の調子にしておく必要がございます。 妻からの一言(カッコ内は、口には出さないけど言いたいこと)。 「(今は大貫妙子さんの音楽にベクトルが向いているけど、   年末年始、別の音楽ジャンルに興味が出て、   今の高揚した状態ではないかもしれな

きく【古楽(器)】(訂正などあり)

しばらくは、いにしえのヨーロッパの音楽。 「雨のミロンガ」つのだたかし(バロックギター) ヨーロッパ音楽と思いきや、一曲目、アルゼンチン音楽から。 三十年前に行った喫茶店は、ミロンガだったか、ラドリオだったか? 『静かな音楽』というアルバム名もよし。 ※「アルゼンチン音楽」と書きましたが、  つのだたかしさんの作曲です。失礼をば。 「夜の蟹」タブラトゥーラ つのだたかしさん率いる古楽器演奏集団。 このアルバムでは、波多野睦美(メゾソプラノ)さんも数曲参加。 独りの演

きく「レ・グラース(三美神)」芝崎久美子(2000)追記あり

五ヶ月前にも書いたことですが、 2020年 4月頃は、連休前まで自宅待機で、 音楽を聴きながら、なにかの仕事をしてました。 BGMに「ゴルトベルク変奏曲」を聴くのが、 なんとなく良かったのですけど、 グレン・グールドのピアノより、 キース・ジャレットのピアノ(?)の方が、 バッハっぽい、いや、バッハの曲なんですけど。。。 で、そのバロックっぽい楽器のことは放置して、しばらく経ちます。 この間の休日、リュート(ウードや琵琶の親戚)を奏でる つのだたかしさんの事を知り(漫画家

観る「小さな声で」つのだ たかし(訂正あり)

KAZEさんの note から、今日は「風の歌」を選ばせていただくと、 心地よい風の歌が流れてきた。 (歌以外の選択として、本の紹介とその考え方、思想的な詩とお写真、  がある。勿論、全てでも良い。)  ※その後、著作権により観れなくなった動画が多いという事で、   全ての動画のアップを下げられた。2024/ 1/ 6追記。 柴山晴美さんの美しいソプラノに 寄り添う【つのだ たかしさん】の奏でる古楽器リュートビウエラの音色。 ここ(here = note)にいると様々な音楽

きく「My Favorite Things」JOHN COLTRANE(Atlantic 1961)

松岡正剛さんの「山水思想」を読み終えたはよいが、 本から抽出して言語化する事が出来ない。 本は、言語で構成されているのに。 ここ一ヶ月で読んだ千夜千冊関連の、何冊かも投げ出している。 やはり言語化が得意な方々が、note等に書かれている、と思う。 私は、稚拙であっても、詰められていなくても、中途半端であっても、 なにかを書き出そうとは思う。(と、自分向けに言う。) しかし、休憩したい。。。ので、音楽を聴く。 今日、お会いいただく知人が、コルトレーンの中で好きなアルバムはこれ

きく「Paint it, Black」

大地さんの記事、拝借。 すでに黒いので、黒く塗る必要はありませんが ↑ 神々しい黒いスズメ。 かなり昔、良く聴いた「Paint it Black」は、 アニマルズ(Vo:エリック・バードン)のものでした。カバー。 (アニマルズのメンツって、人相が良くない、と思う。) オリジナルは、ストーンズ。 ブライアン・ジョーンズのシタールが聴けるんですよね ♪ (ストーンズは人相が悪くて当たり前。。。  ブライアン・ジョーンズを陥れた人らというのは本当か?) 「黒」とは全く関係ない

みる「心と体と」・きく「What He Wrote」ローラ・マーリング(転記)

【イギリスSSW】 映画「心と体と」。 イルディコー・エニェディ監督(2017・ハンガリー)のエンディング曲。 はじめてローラ・マーリングを聴いた。 この動画は、その映画の切り取り。 (上記動画が見られなくなったため、  今回、記事自体を移し、予告篇を貼り付けた。2023/10/ 1) 食肉工場で働いている管理職、派遣で働く事になる女性。 その二人が、自分らでも知らないところで会っていたのは、 夢の中の(実在しない)沼のほとり。 彼らは、雄鹿、牝鹿として会っていた。