会議の場で何に時間を割いているか

最近、コテンラジオにはまっている。
主に特定の歴史について語りながら学びを得るという趣旨のPodcastである。本編自体とても面白くて聞いているのだが本編以外に番外編というお題目で歴史とは離れたテーマで会話したり、外部の人を読んでインタビューをするといったコーナーがある。

今回話したいのはこの番外編ででてきたエールの篠田さんの話がとてもおもしろく自分にとっても示唆があったのでちょっと書いてみたくなった。

エールという会社は、「聴く」ということにテーマを置いたサービスを展開している。

そのため、このインタビューでも聴くことの重要性や組織にとっての影響などについての話が多かった。

その中で自分の心に残ったのが、「会議の場では話す時間より聴く時間のほうが長い」という内容だった。
例えば4人で1時間会議するとして、誰もが平等に話そうとすると「話す時間: 15分、聴く時間: 45分」となる。そのため聴く時間のほうが長くなるというロジックだ。

この話を聞いてふと思ったのが麻雀だ。
麻雀は基本4人で争うもので、ルールによって異なるが一回につき4戦~8戦(東風戦、半荘戦)あり、1戦ごとに勝てる人は一人だ。
単純に確率計算をすると1戦ごとに勝てる確率は25%になる。
そのため、戦い方としては勝つための力をつけるとともに負けないための力が必要になる。例えば、相手に振り込まないよう立ち振る舞う、高い打点をとられないようにするなどがある。(このあたりは麻雀に詳しくないとわからないが解説するのだけで大きな文面になるので割愛する

これと同じように「話す力」だけでなく、「聴く力」をつけるというのはとても大切なことだなと感じた。(自分はつい喋りがちなので気を付けなければならない)

また、「話す力」においては特に何に重きを置くかは考えるべきポイントなんだろうと思う。
例えば、サッカーの試合は90分あり、人数は1チーム * 11人で2チームいるのでピッチにいるのは22人になる。仮に22人が試合中に平等に触るとして一人がボールに触れる時間はなんと、わずか4分だ。
もちろんゴールキーパーなど触れる時間が少ない人もいるので実際にはもう少しあるが、大半の時間はボールに触れていないことがわかる。
だからといってボールに触れない練習が大事かというとそうでもないと思う。
どちらかというと、限られたボールに触れる時間でいかにチャンスを作ったり、チャンスを活かすかを考えてボールに触れる練習することが大事だろう。

それと同じように「話す力」で求められているのは限られた話せる時間のなかでいかに効率的に相手に伝えたいことを伝えられるかだと感じる。

この技術は口先でいうほど簡単なことではないと思う。ただせっかくあるリソースを最大限に活かすためにこの考え方を意識していきたい。


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