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パンダ来日50周年の前々日、上野公園へ

 私は、昨日の令和4年10月28日が、日中の国交正常化を記念し、日本にパンダがやって来て、50年ということを新聞で知りました。

 50年前、パンダのオスのカンカンとメスのランランがやって来て、日本中が“熱烈歓迎”(中国風の表現)の雰囲気になったのは、覚えています。

 その50周年ということを全く意識せずに、令和4年10月26日に、上野公園の上野動物園の前を歩きました。

 ずいぶん人が歩いていて、「何だか、いやに人が多いなぁ。」と、思いました。

 双子のパンダ、オスのシャオシャオとメスのレイレイが、公開されたことが関係があるのかなとも思いましたし、感染症禍もまずまず明けて来たからかなとも思いましたが、パンダ50周年をねらって来ていたんですね。

 でも、私のねらいは、上野動物園ではありませんでした。

 上野駅公園口を降りて、上野公園内にある西洋料理の老舗「上野精養軒せいようけん」に行ってみようと思ったのです。

 東京大学医学部卒の精神科医で、映画監督なども含めて多方面で活躍されている和田秀樹氏が、その著書の中で、「上野精養軒で、ビーフシチューでも食べてみる」などと書いていて、大変気になっていました。

 私の結婚式の披露宴の料理が、上野精養軒だったのですが、私は、酒を注がれるばかりで、ろくに食べられなかったのですが、ウェディング姿の奥さんが、その美味しさのあまり、私の料理を含めて、ほぼ2人前、食してしまったのを記憶していたからです。

 結婚式に出席した仲人が、「結婚式の料理といえば、大したことがないものがほとんどだが、これは実にうまい。」と言っていたのも覚えていました。

 上野精養軒は、上野公園内に多店舗展開していますが、そのうち本店のレストラン(洋食)に行きました。
 ※本店には、グリルフクシマというとんでもなくお高いフランス料理の店もありますが、結婚式で出た料理は、おそらくこちらの料理です。


 何と上野精養軒は、明治5年創業の日本一古い洋食屋で、創業150周年になります。
 ※日本の鉄道開業から、今年が150周年ですから、同じですね。文明開化の香りです。


 行くと、満席の張り紙が…。一瞬、諦めようかと思いましたが、気を取り直して、待ち席に並びました。

 10分ほど待ったら、ラッキーにも店内に案内されました。

 ウェイトレスが来たので、「ここのお勧めは何ですか?」と聞くと、「ビーフシチューとハヤシライスです。」と言うので、ビーフシチューはややお値段が張るので、今はあまり他の店では見かけないハヤシライス(税込1,780円)と、季節のデザートであるシャインマスカットパフェ(税込1,480円)を注文しました。
 ※このパフェは、テレビで、店の若い店員の商品開発過程の映像が流れていたのを見たため、単純に触発されたものです。

 ハヤシライスは、何だか懐かしい味がしました。昔のハヤシライスは、こんな味がしたような気がしました。とにかく、丁寧に作られたという感じを受けました。

 パフェは、グリーンのシャインマスカットをふんだんに使ったもので、甘すぎず、そして、開発した店員の若い感性を感じました。

 どちらも美味しゅうございましたし、大変、お腹がいっぱいになりました(体重がかなり増加しました(^^;))。

 上野公園内の帰り道、葉の落ちた桜の木を見上げている人がいるので、何かと思うと、季節外れの桜の花が数輪、咲いていました。
 ※冒頭の写真がその映像です。


 まずまずの良い上野公園の一日でした。

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