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“新宿の母”秘伝「忍法・ランチの会」

 “新宿の母”こと、占い師の栗原すみ子さんのことをみなさんは覚えていらっしゃいますでしょうか。
 ※2019年12月19日に、惜しまれつつ、亡くなられています。

 東京・新宿のデパートの伊勢丹と銀行の前の路上で、占いを続けていたのは、もう10年以上前のことでしょうか。

 地下道まで続く階段に、女性陣が長く列を作って、自分の占いまで待っているのを横目に、私などは大通りを歩いていたものです。
 ※男性の占いは、そこでは基本的に受けていませんでした。

 ガラケーの時代、新宿の母のi-モード・サイトがあり、新宿の母の極めて興味深いエッセーなどがしょっちゅう、更新されており、私は、結構な愛読者でした(^^)/。

 驚いたことには、占いに来た女性の顔を見るなり、新宿の母はそこに、いわゆる「死相」を見て、「家から出てはいけません。」と伝えるも、後日、その友人から、事故で死んだということが伝えられたという実話があり、腕利きの占い師には、そのような能力が本当にあるんだなと感じたものです。
 ※私はその話に信憑性を感じていますよ。

 そういう話だけではなく、新宿の母は、極めて現実的な世渡りの話を、そのサイトで、縷々るる述べておられました。

 私の印象に残っており、現在もそのテクニックを活用させていただいているものがあります。何、大それたことではありません。

 会社員ならば、大抵の人の場合に当てはまると思うのですが、職場に行きたくないなと感じる流れや時期があると思うのですね。

 それは、軽い程度から重篤なケースまであると思うのですが、その人が食事ができる状態ならば、こんな助言がありました。

 「職場の友人とランチの会を入れてしまえばいいですよ。そうしたら、その約束を守るために、少々、イヤでも、職場に行くことになりますからね。」

 私の人生も、人並みに、いろいろとありましたが、幸いなことに、「食が細る」といったことは全くありませんでしたし、また、これはキャラクターなのかもしれませんが、どちらかというと、人なつこいタチで、ランチの誘いなどは、軽いノリでできる方でした。

 ただ、職場環境に、過重労働などのブラックな条件がそろう時期というのが、これまでも何回かあったのですね。

 残念ながら、多分、今がそういうブラックめいた時期ということになるのでしょう。疲労しながらも、何とかしたいのですね。

 こういう時こそ、①栄養補給と②気分転換と③少々のグチを言う機会と④職場に行くきっかけを、一気に作るのに最適な“新宿の母”秘伝「忍法・ランチの会」なんです。
 ※私が、勝手に「忍法」と呼んでいます。

 私は、食い意地が張っているとともに、まず、律儀で約束を履行するタイプであり、よほどの緊急事態でもない限り、ドタキャンなどはしませんから、都合がいいんです。

 そんなこんなで、職場内外のランチの会を、今、近々で、いくつか入れています。

 「オール・リセット」などという不穏なことも、正直、頭をよぎりますが、あまり賢明ではないことはよくわかっていますからね。

 「ランチの会」をどんどん入れて、「次のランチの会までは、何とか頑張ろう」と思うようにしているのです。

 こういう機会に、少々のグチを言うのは、私は必ずしも悪いこととは思っていませんよ。小さな膿は少しずつ出した方がいい。そうして、墜落しない程度には、何とかかんとか、飛んでいく。低空飛行や、さらに上手の超・低空飛行も、充分ありだと思っていますよ。

 みなさんも、「忍法・ランチの会」は極めて現実的ですから、上手に活用するために、頭の隅に入れておいた方がいいですよ。

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