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「当たるも八卦、当たらぬも八卦」☆彡

 私の大学時代の友人に、大変な占い好きの人がいました。

 浪人や留年を繰り返している人で、何だか大変年上の雰囲気だった記憶があります。

 彼が卒業して、某大手ハウスメーカーに勤めていた頃、長野県松本市に転勤となったことがあり、その時に、私は車を飛ばして、松本市まで会いに行ったこともあります。

 彼は、長いこと、占いを研究してたらしく、母が病気になったとき、母の占いを頼みましたが、結果を伝えてくれず、それを聞いた母は、「よほど悪い内容だったんだろうね。」とつぶやいていたのを記憶しています。
 ※母は、その後、闘病の末、亡くなりましたから、母の勘は当たっていたのかもしれません。

 私には、不思議だったのですが、占いに、人生を好転させる力があるのであれば、かいより始めよ。」ではないですが、自分の人生から、好転させるべきではないかと、彼の人生行路を見て、思ったものでした。
 ※彼は、その後、会社を辞め、独立して、小さな会社をやっています。

 彼は、占いのノートを常に抱え、素人が見たら何だかわからない文字を記入しては、研究していたものです。

 「自分の人生を占えばいいのに。」

 何回もそう思ったものですが、この記事のタイトルどおり、「当たるも八卦はっけ、当たらぬも八卦。」なんでしょうね。
 ※研究熱心な彼のこと、当然、自分の人生は占っていたはずですが、それでもままならぬことがあったのでしょう。

 そういう私は、占いの研究こそしたことはありませんが、世の中に、そういうことはあるかもしれないと感じているクチです。

 私の手相には、占い師が、「神秘十字」と呼ぶ、「神秘なことに関心が高い相」が出ており、占い師によると、「神秘的な力に守られている強運の持ち主で、直感力に優れているため、物事を選択、判断、決断するときも、あれこれと考えるより直感で決めた方が、うまく行きやすいタイプ」とのことです。
 ※「神秘十字」…感情線と頭脳線の間の手の平の真ん中に入る小さな十字型の相。

 これまでの人生で占いに一番頼ったのは、お見合いを繰り返した、今で言う「婚活」の時期です。

 身上書の相手の氏名・生年月日から、自分との相性診断を、繰り返し試したものです。

 当時は、携帯もない時代で、固定電話から占い診断をしてくれる電話番号にかけ、生年月日を入力すると、いろいろ診断してくれるところがあり、多用したものです。

 不思議なものですが、明らかに、悪い相性と、いい相性の判定が出たものです。
 ※信じるか、信じないかは、あなた次第。

 街角の占い師にも、ずいぶん、見てもらいました。
 ※四柱推命、タロット、姓名判断、サイコロ、等々、いろいろ試しましたね。

 最後の見合いで回って来た今の奥さんとも、当然、占いで相性を調べました。

 いろいろ試しましたが、全て「最高に相性がいい」と出るのです(本当に全てでした)。

 これは全くウソじゃなく、先刻、私の姓に変わってからの奥さんの姓名判断をスマホで見てみたら、すこぶるいいのです。

 奥さんは、すごい美人ではありませんが、とても賢く、判断が非常に速い人です。ただし、愛想はすこぶる悪く、全く社交的とは言えません(なお、占いは信じないタイプ)。

 私も、判断は速いタイプでしたので、とんとん拍子に、ほんの一月ほどで話はまとまりました(なにせ「神秘十字」ですから。)。

 結婚して二十数年経ちましたから、占いもあながち外した訳ではないんでしょうね。

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