見出し画像

「椿屋カフェ」でゆったりとコーヒーを

 友人と昼食を食べた帰り、ちょっと話そうぜと、あたりの喫茶店を探しました。

 廉価な喫茶店は、混み合いガヤガヤしていたので、今回は、駅ビルの上の方にあった「椿屋カフェ」という店の面持ちが、ややレトロ風な喫茶店に入りました。

 確か、都内には、同じ系列の「椿屋珈琲店」があったはずですから、そこのややカジュアルな店舗形態なのでしょう。

 店の前に、客待ちを登録するモニターがあり、登録にやや手間取っていると、ほどなく、店内に案内されました。

 店先のメニュー表に書いてあるブレンドの値段が、800円(税込)というのに、友人は入店をややためらったようですが、私は、一杯200~300円の喫茶店より、はるかに居心地がいいのは経験上明らかなので、さっさと入りました。

 こんなことを言っては何ですが、こういうやや高価格帯の店舗は、客層が落ち着いており、少々ゆったりとした時間が流れているものですよ(^^)。

 ですから、ゆったり話したいときには、打って付けだと思います。

 昔、新宿に「談話室 滝沢」というゆったり話すのにちょうどいい、ただし、結構いい値段のする喫茶室がありましたが、やっぱりそんな雰囲気を漂わせていました。

 珈琲は、あまり見かけなくなったサイフォン式で淹れる方式を取っており、メイドさんが、客のテーブルの手前まで、サイフォンで持って来て、客の目の前でカップに注いでくれるやり方でした。

メイドさんと言いましたが、店内の調度品や装飾も正にそんな感じだったので気付いたのですが、大正時代の“カフェ”をイメージして作られており、メイドさんたちの制服も、大正時代モチーフにしたと思われる伝統的な“カフェ”のメイドさんの服装でした。

 会計のときに、店員さんに、「ここは、大正時代をイメージして、作られているのですか」と聞くと、落ち着いた笑顔で、「そうなんです」と答えてくれました。

 どうも、後からのネット等の情報によると、「大正時代の銀座のカフェ」をイメージした店舗の作りにしているとのことで、正に、私の感覚は当たっていました。

 喫茶店で、私が頼んだのは、ストロベリーショートケーキとカフェラテのセットです。

 そのカフェラテにした分、50円(税込)だけ価格が上がっていますが、1,680円(税込)というセットでした。

 私は、未だに違いがよくわかっていないのですが、「カフェラテですか、カフェオレですか?」と何べんも聞かれました。

 ミルク入り珈琲のカテゴリー中で、どこにどう違いがあるのか、よく知りませんが、私の場合、カフェラテにしたら、葉っぱをモチーフにしたいわゆる“珈琲アート”がカップ内に描かれていましたよ♡。

 ちなみに、この値段なら、他の店にすれば、それなりのランチが食べられる価格です。

 しかしながら、店員の対応は良く、接客態度や言葉遣いも丁寧で、受けた感じはかなり高評価でした。

 私は、ストロベリーケーキも頼んだのですが、春だけに、ストロベリーケーキ類のフェアをやっているらしく、いろいろありましたよ(お味もよろしゅうございました。)。

 単品で1,800円超のイチゴがたくさん乗ったパフェもあり、少し惹かれましたが、お腹と相談し、遠慮いたしました。
 ※ちなみに、世の中には、1年間に400食以上、パフェを食べるパフェ評論家もいるようですね。よく病気にならないですね(^^;)。

 何時間もいましたが、店員はイヤな顔もせず、水のコップを何回も交換してくれました。席料分で、値段の元は取れたかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?