解決した というのか、 ぐちゃぐちゃで、絡まって、何がどうなっているのかわからない感情が、 やっとほどけて糸になったかんじだ いつか自然に 布が擦り切れてきて生地が薄くなっていって、糸がもろくなって、ふわっと千切れるように、 ごく自然に離れていける日が訪れるかな、 そんな日が来るときには、きっとそんな日だって気づかないだろうけど あとから気づいて、優しくさよならを言いたい しゅっ と聞こえない音を立てて
私は私になった 素直な自分に嫌になるほど向き合った 向き合うこと それ自体が 痛みを伴う 彼を想って苦しむ時は過ぎた 今は、自分のどうしようもなさ、コントロールの効かなさと 抑えようのない 左右に振れる気持ちに 悩み 心を痛めて 生きようとすること それこそ地獄 と星野源 体が生きようとしている 私たちは、望もうと望むまいと、回復しようとするらしい。 生きている限り、きっといつか回復するのだろう、きっと。 快方に向かうとき、痛みを伴う 苦しまずに どん底から這い上が
｢生きる意味はなんですか？｣ と聞かれたら、 生きる意味はひとつじゃなくて、 ミートソースパスタが食べたいとか インナージャーニーの新曲が聴きたいとか 好きな役者の舞台を観たいとか 羽毛布団で9時間寝たあと窓の外の青空が見たいとか 天気がよくてちょうどいい気候の日に好きなだけ散歩したいとか 友だちと気が済むまでずっとくだらないこと言って笑ってたいとか なんかそういう、ぼんやりした束だと思います、 生きる意味って、束になっていると思います、 っていう風に答えたいです。
お昼ごはんをどこかで買わないとなあ、と思っているとき、 トレンドっぽい格好のお兄さんがセブンに入っていくのを見かけて、 私もセブンに入った。 店内ですれ違っても、いい感じの人だった。 つられて入った。 べつにいいじゃない。
わたしはこんな人間です と言えない わたし が多すぎて どれを取り上げて わたし と言うのか 自分だけの配分がある 何をどれくらい好きで 何がどれくらい必要か 最近少しずつわかってきた
だらだら、ときどき急いだりしながら 気ままに生きているニンゲン
