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わたしの過去

わたしの母は俗に言う教育ママ。

なので
家にはディズニーの英語教材が揃っていて、
保育園に入る前には幼児教室に通い、
小学生になる前には知能教室に通い、
スイミング、通信教育、ピアノ…

何もない日がないくらい毎日習い事があ

こんなに習い事できるなんて、
裕福な家庭って思われるかと思いますが、

違うんです。

習い事にお金を費やす分、
生活を圧迫し、
母は「うちは貧乏だから」と言っていました。

だから卵は姉と2人で1個
お肉は出てこない(母が苦手なのもある)
休日は家で過ごす。
お菓子は買わない。
服はほぼお下がり。
クリスマス誕生日のプレゼントは絵本
おもちゃはない。
お風呂は週に一回
夏場だ怪我毎日でも可能
でもシャワーのみ。

節約と教育を徹底していた。

のちにお風呂の回数が少ないことで
フケが気になり、
わたしは抜毛症となった。

抜毛症とは毛を抜く行為。

これはストレスも関係あるそうです。

わたしはフケがキッカケだったけど、
抜くことでスッキリし、
毎日何本も抜いた。


そんな姿を母は気づいていなかった。


気づいたのは、
友だち。


「頭ハゲてない?」

とコソッと誰かが言っているのを聞いて、
自分のことだと思い、
鏡を見ると…


頭のてっぺんだけ毛が少なくなっていた。
 

これがあったからわたしは髪の毛をあまり抜かなくなった。


でも、
毛を抜くクセはやめられない。


だから少しでも気になったらまた抜く。


そしてフケが気になるから
お風呂に入れない代わりに
洗面台で頭を洗う。

これが当たり前の生活になっていた。


それでも母は何も言わない。
変わらなかった。
 




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