まるで祈るように まなざしを上げる時




今日はA.B.C-Zの記事ではありません。
初めてちゃんと彼らのことをnoteに記します。
えびの前から好きなゴスペラーズのことを。





昨日、ゴスペラーズのライブに行ってきました。
コロナ前、最後に参加したのは25周年ツアー初日。周年はいつも全国を巡る盛大で長いツアーをするゴスを「いってらっしゃい!」と送り出すような気持ちでした。
そのツアーがまさか2ヶ月で終わることになるなんて…。
それからライブに参加するチャンスはなく、今年の年明けにやっと決まったFCイベントもコロナ感染者の増加によって延期。
配信ライブなどはありましたが、直接会えない日々が続いていました。
今回のライブも東京に緊急事態宣言が出されることが決まるか、決まらないかのタイミング。延期もしくは中止も心の奥の奥の方で覚悟しつつ、でも毎日ゴスに会えることを祈っていました。
そして迎えた4月24日(土)


ゴスペラーズ坂ツアー2021
“アカペラ” #あなたの街にハーモニーを


神奈川芸術劇場で行われた公演で、無事に私は1年4ヶ月ぶりにゴスとの再会を果たすことができました。
ゴスマニア(ゴスペラーズファンの呼称)になってこんなにライブに行くことができなかったのは初めて。ファンになってから数年、ゴスと一緒に全国、時には世界まで飛び回るファンだったので(笑)久しぶりの再会は不思議な気持ちでした。
ゴスではまだ慣れない電子チケットに四苦八苦しながら入場し、開演を待ちました。


16時30分開演。
客電が落ち、真っ暗になった客席。
暗闇の中、舞台上に一番最初に見つけたのは、大好きな陽ちゃんの背中。
照明がつき、5人が歌い始めた瞬間、身体中の細胞がうわー!っと叫び出したような感覚になりました。



待ってた!この時をずっと待ってた!!



何の画面も通さずにダイレクトに5人のハーモニーを全身で感じられる幸せ。しっとりとした曲じゃなかったのに、視界がどんどん滲んでいきました。
一曲歌い終わった彼らに向けて、私は夢中で拍手をしました。手なんて腫れてしまえばいいと思いながら、全力で拍手をしました。
声を出せない分、どうしても届いて欲しかった。
ゴスペラーズのハーモニーを待っていたこと。
今ここにいられて最高に幸せだということ。
そして勝手ながら、必死に我慢をしているお友達の想いも。全部ちゃんと届けたかった。
客席は一席空けられていたので、単純に考えて観客はいつもの半分。でも拍手の音はいつもの大きさと変わらない、むしろそれ以上。
みんな同じ気持ちなのだなと感じられて、それでまたさらに視界が滲むのでした…。



今回のツアーは18年ぶりに発売されたアカペラアルバムを引っ提げてのツアー。ファンになってからアカペラツアーに参加するのは初めてでした。全曲アカペラというのは物凄く大変な内容。でも、久しぶりに参加できたライブがアカペラだったことでさらに感動が増しました。
一人一人違う個性を持った5人の声だから奏でられる、ゴスペラーズのハーモニー。歌声に心が震えるというのはこういうことだよなと、初心に返りました。
聴き込んでいたアルバムの中で好きな曲はやっぱり好きだったし、生で聴いたらすごくいい!という発見のある曲も多数。
MCはいつも通り面白くて、声を出さずに笑うのに一苦労(笑)
優しくて、温かくて、幸せに満ちた空気が会場を満たしていました。
この日はリーダーのお誕生日で、50歳を迎えての初めての歌唱も見届けられました。
とにかく、圧倒的にカッコいい!!
やっぱり村上てつやのファルセットは世界一。
てっちゃんがいなければ、ゴスペラーズは生まれていない。
ゴスペラーズを作ってくれて、黒ぽん、雄二さん、陽ちゃん、ゆたかさんを仲間に選んでくれて本当にありがとう。
どうか健康に、これからも最高のファルセットを聴かせて下さい。


思っていた3倍は泣いて、マスクはグシュグシュ(笑)
だけど同じくらい笑って、なんだか生き返ったような時間でした。
終演後に相方ちゃんに「泣きすぎ!(笑)」とツッコまれたのも良い思い出です(笑)
ゴスがきっかけで出会って、それからずっと隣でライブを見て、あれこれ語り合ってきました。
今ではえびも一緒に応援してくれている、大好きな相方ちゃん。
そんな相方ちゃんと一緒にゴスと再会できたことも本当に幸せでした。



実は来月も参加予定です。
絶対に観られることを信じて、ネタバレを含んだ感想は来月の公演を観てから書きます。
もらったパワーでまた来月まで私も頑張ろう。
ワガママだと分かっているけれど、どうか来月もゴスに会えますように。