引きの美学

外出が出来ない日々の中で、お家時間を楽しむためのコンテンツが色々と用意されています。
気になるアーティストのコンサートなどを無料で楽しめたりと本当にありがたいです(>_<)
今日は楽しみにしていたV6の【Sexy.Honey.Bunny!】をYouTubeで観ました。

去年、滝沢歌舞伎のDVDを五関くん目当てで購入。
出演していた健くんのパフォーマンスを見たり、ブログで人柄に触れたりしてすごく気になる人になっていました。
このコンサートは一度観せてもらったことはあったのですが、通して観たのは今日が初めて。
あまりにも素晴らしいパフォーマンスだったので、感想を書かせて頂きます(_ _)
V6について何の知識もないので、温かい目でご覧下さいw

私がV6のパフォーマンスに惹かれた理由は、押し付けがましくないことです。
このコンサートの最高峰との噂を耳にした「Supernova」のパフォーマンスを例に考えてみます。

まず、衣装。
全員黒の揃いのスーツ。スパンコールがキラキラとすること以外はシックです。
ファンからすると揃いのスーツは自担さんを見失いがちでちょっと…という気持ちになりますが、曲が終わる頃にはこれは揃いのスーツが大正解!と思わされます。

次に照明。
こういうセクシーな曲って、それっぽい色の照明を使いがち。でもV6はその逆でした。
全体的に暗めの照明で、しかも途中で明かりが落ちる。当然、メンバーの姿はシルエットになります。
これがね!凄いです!!
その時にカメラに抜かれた剛くんのシルエットがめちゃくちゃ印象に残りました。
初代ジャニーズを売り出す時にジャニーさんが照明をメンバーに当てなかったことをジャニ伝を通して知りましたが、すごくインパクトがあるなと痛感しました…。

そして演出と振付け。
演出を派手にしたり、振り数を多くすれば見る側の記憶に映像を残しやすいと思います。
この曲は派手な演出をしていません。振り数も多くありません。
だけどすごく映像が残ります。
それはきっと敢えて抑えた演出で、ポイントになる振付けを6人がとても自然にこなしているからではないかと考えました。
曲の途中でポールを使います。
セクシーな曲とポールと言えばなんとなく演出の想像がつきます。
ところが、それを大きく裏切られました。
V6のポール使いはとてつもなくアッサリ。
見ながら、「え、もうポール使わないの!?」と思わず心の中で声をかけてしまいました。
でもここがポイントだと思いました。ポールっていくらでもセクシーさを助長するような演出が出来るんだけど、やらない。やり過ぎれば嫌なイヤらしさが出ます。
あと、そんなありきたりなことをしなくてもパフォーマンスが成立するからなんですよね。
振付けに関しては、最後に香水を付けるような振りがあります。
この振りだけで全て決めてしまうような、そんな強烈さがありました。
その振りをしている時の6人の圧倒的な空気に思わず息を飲みました。

この曲に限らず感じたことでしたが、それはまさにタイトルにした、

“引きの美学”

コンサート全体にカッコ良さと色気が漂っていました。
6人は何一つ押し付けては来ません。
ただ、その空気を纏っているだけ…。
私が心を惹かれたのはここです。
無闇に腰を振るようなダンスとか、服を脱ぐとか、キメ顔をするとか。
こちらの感情を操作すると言うか、反応を強要されるようなパフォーマンスが私はすごく苦手です。見ていて下品。そしてダサいなと感じます。

そういうパフォーマンスを、着色料とか人工甘味料を大量に使ったお菓子みたいだなと思うことがあります。
それが好きな人は、パッと見の華やかさを綺麗とか可愛いと言うだろうし、甘くて美味しいと思う。
だけど私は何で色を付けたのか分からない色を気持ち悪いと思うし、工夫のない味はたぶん一口食べればそれ以上いらないと感じる。
グループの特色とか、パフォーマンスの好みは食べ物の好みと同じようなものなのかなと。
美味しいと感じる人もいれば、そう思わない人もいる。

なんだか話が逸れてしまいました(^^;
私はセクバニコンを見て、V6のパフォーマンスは余裕があって、その余裕がますます6人をカッコよく見せているのだと感じました。
特に坂本くんを見ていて思いましたが、本当に色気のある人はただ立っているだけで色っぽいものですよね。そういうことだし、私はそういう人たちを見たい!!
いい塩梅って大切。あと、品の良さも大切。
本当に素晴らしいパフォーマンスを見せてもらいました。
自分が好みだと思えるパフォーマンスをしている人たちに出会えるのは幸せなことです。
(V6兄さんたちについては全く知識がないので、担当の方に言わせれば、「いやいやこれ、めちゃくちゃ攻めたパフォーマンスだから!」というものだったら本当にすみません…)

ちなみに、品の良さというところはえびにも感じています。
A.B.C-Zも下品なパフォーマンスをしない。
私はそこをとても信頼しています。
そんなことしなくたってカッコいいと思わせることが出来るのは、大きな武器だと思っています。
他のグループのパフォーマンスを見て素敵だなと思えるのは幸せだし、それが大好きな彼らの先輩なのがとても嬉しいです(*´ω`*)