自己紹介
こんにちは、なななです! これから私の自己紹介をしません。
#自己紹介 を見つけて何かを書こうと思いました。天の邪鬼な私は、自己紹介についての文章を書いてやろうと決めたわけです。お付き合いください。
私は自己紹介がきらいだ。というか、自分のことがきらいだった。だから自ずと自己紹介も、という。ひとりひとり前に立ってみんなの前で自分について話す。退屈だしいやな時間だった。高校生のときなんて、誰が誰だか区別がつかない状態で一度に40人も紹介をされても困る、と思っていた。自分の番が回ってきて、乗り気がしないままゆっくりと教壇へ向かう。
「僕は人と接するのが苦手で……」
苦笑い。
自分のことを自分で表現するのはとても恥ずかしい。むず痒くなる。私はよくできた人間じゃないから、絶対に何かしらの欠点について触れざるを得ないのだが、そのとき自己嫌悪に陥りそうになる。ああ、だめだって再確認する。そして、こんな自分が恥ずかしくなる。なんで、そんなに自信を持って自己紹介ができるのですか。
最悪の自己紹介が今もインターネット上に残っている。限られた人しか見ることができないので割とどうでもよいが、見返すと吐き気がしてくる。なんでこんなの書いちゃったんだろうか。ちょっと奇抜で、奇を衒って、特徴的で個性的で変わっていて非凡で……要は、”狙った”ものだった。決して偽っているわけではないのだけれども、もう少し与える情報を選べばよかった。よりにもよって、選りすぐりの変なところを出しちゃったのか。
なんか、ストレートに自分のことを書くのはむず痒さがあるし、自分の欠点を再確認して自己嫌悪に陥るし、かといって狙った自己紹介にすると黒歴史と化す。だから、自己紹介がきらい。
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