見出し画像

構造過去問 荷重 と 外力

どうも、ぬおです!今回は、一級建築士の計画の過去問を学習していきたいと思います!YouTubeでも、一級建築士の過去問を投稿しているので、ぜひ、チェックしていってください!!

問題1
建築物の各部の積載荷重は、「床の構造計算をする場合」「大梁・柱・基礎の構造計算をする場合」及び「地震力を計算する場合」において、それぞれ異なる値を用いることができる。 〇
解説
積載荷重は、「床設計用」「大梁・柱・基礎設計用」「地震力算定用」において、それぞれ異なる値を用いることができる。積載の不均等などを考慮して 、「床設計用」を大きくする。

  • 積載荷重は、「床用」>「大梁・柱・基礎用」>「地震力用」の順に大きい。

  • 例えば住宅の居室では、「床用1,800N/m3」「大梁・柱・基礎用1,300N/m3」「地震力用600N/m3」となっている。

 
問題2
建築物の地上部分のある層(i層)の地震層せん断力は、地震層せん断力係数Ciに、その層が支える部分(i層以上の部分)全体の固定荷重と積載荷重との総和(多雪区域では積雪荷重を加える)を乗じて求める。 〇
解説
地上ある層(i層)の「地震層せん断力Qi」は、「地震層せん断力係数Ci」に、「その層が支えるi層以上の部分の固定荷重と積載荷重との総和Wi(多雪区域では積雪荷重も加える)」を乗じて求める。

  • 地震層せん断力とは、地上の下層から数えてi番目の階に作用するせん断力のことである。

  • 地震層せん断力Qi=Ci(i層の地震層せん断力係数)× Wi(i層以上の固定荷重と積載荷重の総和)で算出する。

 
問題3
建築物の地下部分の各部分に作用する地震力の計算を行う場合、水平震度kは、地盤面からの深さに応じて大きくする必要がある。 ×
解説
地下部分の地震力計算において、水平震度kは、深さH=20mまでは、地盤面からの深さに応じて小さくすることができる。20mを超える深さではH=20mとする。
 k ≧ 0.1(1ーH/40)Z
 k:水平震度 H:地下部分の地盤面からの深さ(m) Z:地震地域係数

  • 地下部分の地震力=その部分の重量(固定荷重+積載荷重)× 水平震度k

  • 地下部分の地震層せん断力=地下部分の地震力+地上部分最下層の地震層せん断力

  • 水平震度kは、深さHが20mまでは、計算式により、深くなるにつれ小さくなり、20mを超えるとH=20で計算する。

ここから先は

5,570字

¥ 120

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?