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分析組織をサクッと把握するための二軸とは

なぜこのnoteを書きたくなったのか

IT業界でデータ分析のお仕事を始めて3年。新たな環境でよりデータ分析力をつけたいと思い、先日転職活動を終えました。

転職活動中、いろんなデータ分析系の求人を見ていたのですが、

・どういう仕事をするのか?
・どういうスキルが求められているのか?

は、求人情報からなんとなく読み取れるものの、同じような求人情報を出している会社でも蓋を開けてみると組織として全然違うぞってなることが多々ありました。

私のような分析初心者 & まだまだ分析に必要なスキルを磨きたい人にとっては、挑戦しながら学ぶことができる場所として転職先を考えている気がしていて

・どのような関係者とどれくらいの距離で関わることができるのか?
・その分析組織はどういうスキルに強みを持っているのか?

の2軸がわかれば、なんとなくどういう組織でどういうスキルが身につきそうなのか雰囲気わかりそうなのでは?と思ったので、それをもう少しだけ具体的に書けたらいいなと。。

※Web業界でのデータ分析者の話なので、コンサルの人とかは当てはまらないかもです。ごめんなさい。
※この記事に書いてあることは、あくまで主観です。


軸1:どのような関係者とどれくらいの距離で関わることができるのか?

Web系のデータ分析者として、分析課題を持っている人(企画者・デザイナー・エンジニアetc..)はステークホルダー。この人たちと"どのような距離感で仕事をしているか"は、仕事内容・求められるスキルに直接繋がっているのにも関わらず、求人情報では言及されていないことがほとんど。

例えば、以下のような求人

【仕事内容】
サービスにおける施策の効果検証や分析によって、サービスの改善や価値創出をして欲しい

【必要なスキル】
高い論理的思考力。RやPythonなどの統計言語を利用したデータ分析経験があれば良い。

があった場合、「分析課題を持っている人から単発的に依頼されて分析するのか」それとも、「ずっと同じ企画の人と、出てきた分析課題や次のアクションに向けた課題を継続的に分析していくのか」では、求められるスキルセットも違ってきます。多分前者ではたくさんのタイプの分析を経験できるけど、後者の方がKPI設計とか戦略的な分析はしやすそうとか、色々違いはありそう..

個人的には、大きく3つのタイプがあると思います。それぞれのメリット・デメリットまでは、全部のタイプに所属したことがあるわけでもないので書けないですが、自分がどういう形の組織に属してみたいかは一つの方向性になるのかも。

・依頼型
分析課題を持っている人が〇〇を解決して欲しいと連絡がきて、単発で分析を行う。
・派遣型
ある企画の分析をやるということを決めて、その企画関係者と継続的に課題を見つけながら分析をしていく。
・依頼&派遣型
名前通り依頼ベースでも仕事を引き受けるし、派遣型でも仕事を引き受ける

ただし、どのタイプの組織にいても、自分から分析課題を見つけて仮説を立てて分析を行うことは絶対必要だし、自分次第でできるイメージ。

軸2:その分析組織はどういうスキルに強みを持っているのか?

分析組織によって、どのスキルが強い人が多いのかによって、組織の色がありそうだなと思っています。

分析者(俗にいうデータアナリスト・データサイエンティスト)にとって必要なスキルは色々なところで議論されていて、書き出すと以下のようなスキルセットなどがありますが(定義警察には捕まりたくない)

・正しく分析課題を設定する能力
・分析課題を分解する能力
・分析結果を相手に伝わるように可視化する能力
・統計学や機械学習などの手法を適切に利用できる能力
・ABテストの設計をできる能力
・マーケティング能力
・様々な職種の人を動かす能力
・UXリサーチなどのインタビューやアンケートを実施する能力etc...

分析組織としてどの能力が強いところにいきたいのか、それとも全部がバランスよく取れているところにいきたいのか、も考えたいところ。

私の場合は、メルカリの樫田さんがまとめている「いろんな会社の分析チームのことがわかりそうなリンクのまとめ」やconnpassの「Data Analyst meetup」などを参考に、情報集めをしながらどういう組織で何のスキルを身に付けたいのか考えてました。


まとめ

軸1:どのような関係者とどれくらいの距離で関わることができるのか?
軸2:その分析組織はどういうスキルに強みを持っているのか?
で何となく分析組織のことを把握することはできるのではないか。

現状では求人募集を見てから面接をしないとこの辺わからないので、この2軸みたいなのを重要視している人は色々情報集めが必要そう。

【参考】



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