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ひたすらに圧倒された。厳かで品のある熊野古道の自然。

今まで日本各地いろんな場所へ旅行に行って、日本ならではの神社仏閣にも足を運んできた。その中でも忘れられないのが、伊勢神宮(三重)、戸隠神社(長野)、山寺(山形)。そこに今回、和歌山の熊野古道が加わった。むしろ断トツ1位に躍り出たかもしれないくらい、インパクトがあった。

ずっと熊野古道に行ってみたかった。その理由は「外国人が好んで熊野古道を旅先のひとつにしていたから」外国人が行きたがる場所はどんなところなのだろうか。

高台から。外国人が何組か休憩していた。

車で和歌山に入り、熊野古道のエリアまで行き、迎えてくれたのは深くそびえ立つ山々。そして大きな河川。

幻想的


山というのを見るのは初めてではない。川だって何度も見ている。でも違った。包み込まれるような圧倒的な存在感。そしてその雄大さに余裕までも感じる。
何かに導かれるように山の中に入っていく。この先に何かがありそうな予感さえしてくる

そもそも熊野古道というのは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)を詣る為に歩いた道であり“祈りの道”とも言われる神聖な場所。昔の人はいくつもの山を超えて、何日も歩きながらこの先に待っている熊野三山を目指したのだ。

那智の滝
自然に溶け込む

私たちも真似して熊野古道を歩いてみる。と言っても昔の人の何百分の一くらいの距離だ。それでも実際に山を歩きながら熊野三山に向かうのはなんだか気が引き締まった。

雨上がりの大門坂


両脇にそびえ立つ杉の木々は見たことない太さ。

発心門王子から熊野本宮大社へ。初日は晴れ


目の前にあるこの自然は、何年も何百年も前からここにあり、行き交う人たちを見守ってきた。これから先もずっとそうであって欲しい。

山に神が宿る。あながち嘘ではないかも。そう信じてしまいそうな存在感。

冒頭にあげた伊勢神宮、戸隠神社、山寺も自然のパワーに圧倒されて忘れられない場所になった。
分かりやすくあの建物がよかった、あの装飾がよかった。など単純なものではない。


五感を研ぎ澄まして感じ取るべきものがそこにある。

歴史のある山や自然には、理由があると思う。直接昔の人に聞くことは出来ないけど、この場所と思いは語り継がれている。

熊野の自然は厳かで品がありました。

宿泊した川湯温泉
道中で寄った鬼ヶ城

和歌山はまた絶対行きたい。
再訪を誓う。

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