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万一に備え、枕元には抱っこ紐を

ママとベビーのヨガでは、子育ての知恵もお伝えしています。
一応、先輩ママとして、押しつけがましくならない程度に。

写真のような、ねんねの赤ちゃんなら絶対便利!

『武士の家計簿』など著書多数。メディアにも多く出演されている磯田道史氏の、『天災から日本史を読み直す 先人に学ぶ防災』。ここからお知恵を拝借しました。


特に目を引いたのが、戦後間もない頃に起きた徳島県の津波(昭和南海津波)のこと。

筆者の母は、当時2歳で九死に一生を得たそうです。その歳なので、叔母(と言っても、当時小学6年生!)が高台まで連れて行きました。

そこで筆者は「津波避難時、乳幼児のいる家では抱っこ紐が命。(中略)常に枕元に置いておきたい」と結びます。

また、死亡者名簿を調べたところ5歳前後の子どもと母親の組み合わせが多かったことを指摘。

この年齢は、抱っこ紐は使えないし、自由に動く分手もかかります。

そこで「四、五歳児の津波避難訓練は大切だ。避難先の高台まで、親子で訓練を兼ねたピクニックなどをしておくとよい」とも。


どちらも目から鱗でした。自分の子ども達が小さいとき、想像もつきませんでした。

夜のピクニックは難しいけど、抱っこ紐を枕元に置くのは簡単なので、是非是非乳幼児のママには実践いただきたいです。

この本は、歴史に興味のないママにも読んで欲しいと感じました。

古文書から紐解いた災害の様子は非常に詳しく、子どもが犠牲になる描写もあり、私も辛くなることがありました。だからこそ、災害時子どもをどうやって守ろうか、考えるヒントになると思うのです。

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