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伊集院静氏『琥珀の夢 小説 鳥井信治郎』

日本経済新聞を購読しているので、連載時毎朝楽しみに読んでいました。
サントリー創業者の鳥井信治郎の生涯を描きます。

丁稚奉公先の薬店で洋酒と出会い、その魅力に惹かれて起業。山あり谷ありの人生で、日本発の国産ウイスキーを製造。

商売人としての在り方、日々学びました(毎日読むから)。心に響く言葉、たくさん書き留めました。

「評判がええ言うのは、ええこっちゃ(略)けど、それで調子に乗ったらあかんで。嫉妬が一番人にえげつないことさせよるからな」


「人が休んどる時に懸命にやれるかやれんかが、商いの分かれ道よってな」

「仕事場はゴミ溜めと違うで。きちんと掃除して、整理がでけてへん仕事場は何一つ新しいもんはでけへん」

「すべてを皆自分でしてはいけません。他人に委ねて、はじめて見えるものもございます」

どれも、時々読み返しています。大阪弁、心地良いです。

毎朝の習慣なので、「朝ドラ」のようですが、壮大さは「大河ドラマ」のようでした。
残念なのは、私がお酒が全く飲めないこと、でした。

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