【Pathfinder's Quest】CHAPTER10感想※ネタバレ注意

めちゃめちゃ取り留めなく思ったことを書き連ねた雑記になってます!

オタク特有の長文でCHAPTER10の感想・レヴナントについて思ったこと・新情報からの考察などなどごちゃ混ぜの私見なのでご注意下さい〜!

※随時増えると思います。

・事前に「インタビュー形式」で進行する本だと聞いていたから「インタビュー」にレヴナントはどう向き合うのか?がすごく気になっていたけど解釈一致でした本当にありがとうございます。 

・序盤のパス訪問〜しばらくの間レヴは興味なさげで相手をする気がなさそうだったのに、「ハモンド」の単語で姿を現しちゃうところが、相変わらずチョロかわいいレヴナントだった。

・そしてローバの話になると(というか自分から脈略なくローバの話題をぶっ込んでくる)一変してめちゃめちゃ感情的になるのが、まーかわいい。しかも例のソースコード転送事件で、どうやらローバのしたことがトラウマになっているというか、異常にローバに怯えてるんですよね。パスがセルフィーのためにカメラ向けた時も「武器か!?」ってテンパるし…かわいい313歳だ…。

・こういう反応を見ると、誰よりも死を経験したからこそ、実は誰よりも死や苦痛に対する恐怖心があるのでは、とか思っちゃったり。人々に積極的に恐怖や苦痛を与えようとする言動は、「今度は自分が生殺与奪を支配する側」になろうとすることでその恐怖と戦い続けてるのかな〜なんて勝手な想像をしています。まぁ元々殺し屋なので血の気が多くて支配的な性格だっただろうと思いますが…。

・パスはやはりロボットなので、すごく合理的な視点でレヴナントに指摘する。それに対してレヴはというと、最早論理と言い難い独自理論…というか哲学思想みたいなので対抗する。でも客観的にどう見ても「間違ってる(狂ってるという意味でも、論理が破綻しているという意味でも)」のはレヴナントなんですよね。なのにレヴはローバをクレイジーと言ってみたり、彼女は自分にとらわれてる!とか言い出す始末。この人が1番何も見えてなくて、狂っていて、ローバに囚われているっていう皮肉。
ゲーム本編だとなかなか戦闘以外の話をしないので見えてこなかったけど、ランパートちゃんが「お前に必要なのは精神科医だ」と話す通り、レヴナントはどこからどうみても精神崩壊しちゃってる人なんだなってハッキリわかった気がした。

・「黙れ!」って言っておいて間に受けたパスが黙り続けたら今度は「話せ!」ってやってるところがほのぼのコントすぎて愛おしかった。

・ところどころ皮肉や嫌味混じりなのが英語できない私でも分かるくらいで、原文見て「これ日本語ならなんて言うかな」って常時とにかくにやけまくった。ただ、時々あまりにも回りくどい言い方をのでパスと会話が噛み合わなくて「これはパスが間に受けて変な返ししてるのか?レヴが嫌味を言ってるのか?レヴが脈略ない話をしてるのか?」って悩むことが多かった。(実際、パスもちょこちょこロボットらしい額面通りの受け取り方をしてましたが、レヴの方が自己中ですぐ自分の話にもって行きたがる印象)
そんなわけで、他のレジェンドでは見られないこの2人だけのシュールで絶妙なやり取りを見せてくれるペアなので好きです。
ちなみにバンガとかローバとかブラハをさらっと読んだ感じだと、そう言う噛み合わなさはあまり感じなかったので、あ〜これはレヴの個性だな〜と。

・死因がまさかの汚水で溺死。あれがレヴの作り話ではない(あの話をする前にも人間の排泄物がどうのという話をしてるのでトラウマになってる=多分真実だと見てる)なら可哀想すぎるし、ライターさんもよくそんな酷い死に方思いついたな…って感心してしまった。
でも生きるためとはいえ人を殺して生きていた殺し屋という悪人の業には相応しい(?)死に方かもしれない。
元々、ロード画面のテキストで溺死説は濃厚でしたが「氷を叩いて溺れ死んだ」のような表現だったので、冬の湖かどこかで死んでしまったのかな〜なんてちょっと綺麗な死に方を想像してたんですよね。だから海外レヴファンがパスクエ発売当初に「私はこれを受け入れない!」と言っていたのもわからなくもない気がしました。
(その辺りの反響のせいなのか、皮付き時代に関する情報があまりにも少ないことへの反響のせいなのか、今回のメインライターさんがレヴナントのチャプターについて構想を話しているインタビュー記事がありました)

https://dotesports.com/apex-legends/news/revenant-chapter-pathfinders-quest-interview

・汚物で肺が満たされて窒息死だなんてこれ以上ないくらい凄惨な死に方ではあるけど、「皮付きとして過ごした44年と、今の姿で過ごした313年、どうして前者の方が重要だと思った?」とパスに尋ねていた通り、あの死はカレブクロスの終わり「レヴナント」というヒールの誕生でもあるから、綺麗な湖で氷叩いて死ぬのより(それでも凄惨ですけど)よほどヒールらしい設定で私は好きです。
「レヴナント」という殺戮マシンが、産声をあげる場所(実際は死後シミュラクラム化されてるだろうからハモンドかIMCだろうけど)として「想像もつかないほど汚れ切った人間達の有象無象の流れる場所」が選ばれたのは解釈一致かなと。

・redditでレヴナントなのはカレブの方ではなくて、ボブの方ではないか?(カレブ視点では知り得ない細かい描写が多いから)という説も見たけど、さすがにそれは文脈的にないなと思った派です。(あとメタ的に考えても、ここにきてレジェンドの本名にボブってつけると思えない。カレブクロスって凝った名前とボブの二つが並んでいたら、どう考えても前者じゃないかなと。ボブに華がないとは言わないけれど) 

・レヴナントは元々言語(というかジョーク?)センスが独特というか、独自の哲学思想を持っていたり、相手の感情や反応を想定した上で言葉の表現を選ぶタイプの人だなって思ってるので(ゲーム本編中のローバへの煽り文句もそうですし、パスに想像を促す際も「レイスの虚空で行ける別次元」を提案してみたり、相手の興味関心は把握できている様子)ボブの話がやけに細かく、さらにボブ視点で語られるのは、レヴナントの話術というか、物語を盛り上げてドラマチックに話す演出だと思ってます。
あとは、ライターさんがインタビューで答えてた通り、パスの心を乱すための小道具としてあの話をしているから
余計に描写が細かいのかなと。
そもそもパスには「物語を聞かせる」「昔々…(Once upon a time)」と言ってさも童話か昔話かのようにあの話を始めてるから、事実として知り得なかった部分の脚色も多いんじゃないかな。
(でもredditで指摘されてたペーパークリップの音の描写に関しては、カレブがそれを聞きつけている?か、そうじゃなくても職員がそれを聞きつけてカレブを派遣してるはずなので、どっちにしろ知り得た情報だと思う)

・レヴの話がどこまで真実でどこまで嘘か分からないのはいつものこと…と思いつつ、カレブクロスの死因(誰がどう聞いても誇れるような死に方ではない、酷い話)をなんだかんだああして話しちゃうの、レヴらしいなぁと思います。もちろんパスの思考を掻き乱す、という別の目的はあれど、最初に聞かれた時は答えるのを躊躇ってましたよね。それを「物語」の体にしつつちゃっかり聞かせてるの、やっぱりちょっと微笑ましいです。

・というか、パスに最初に問いかけられた時に答えられなかったのは、一人称視点で自分の過去を開示するのに躊躇したからなのかもしれないなと思いました。ああして昔話(しかもボブを主役にし、あたかもカレブクロスは物語の悪役かのように心を欠いた存在として話してる)として話すことで、その時の自分の心情を全く排除して話してるの、自分の生々しい心情に触れる余地を与えないのがレヴナントっぽい。

・S5クエストでローバに自分の真意を話した時もそうだけど、レヴって結構馬鹿正直なところありますよね。妙に律儀というか。今回のチャプターでも何度かパスに素直な反応を見せてると思います。「その質問をしたのはお前が初めてだ」と驚いてみせたり、その後少し心を開いたのかパスに協力しようとする姿を見せたり(パスが悪意なく皮肉のようなことを言ってしまって台無しになっちゃいますが)。私が思うに、多分レヴは自分の心には正直で、嘘偽りはそれほどないタイプなんだろうなと思います。だからこそ周囲の反応も気にせずああも情緒不安定でいられるというか。カレブクロス時代から、家族を殺しておきながら「それが私の仕事だから」と微笑んでみせるようなパーソナリティですし、よく言えばとても自分に正直。
一方で、「自分が他人からどう思われるか」とか「その振る舞いがどう見られるか」とか「自分が本当はどう感じているのか」みたいなところを正確に把握する能力が大分欠落していそう…でも分かってそうな時もあるんだけどなぁ…という感じ。協調性もなさそうですが、何よりも他者への想像力が欠如してますよね。かと思えば他人の感情を利用するようなこともできちゃったり、パスのいう通りサイコパスとソシオパスの気質があるナルシスト。

・それはそうと、「昔々…」って読み聞かせでもするようなテンションでレヴの昔話聞けるのめちゃくちゃいいなって思いました。レヴの声で読み聞かせされたらめっちゃ寝れそう。公式で音声用意してほしい(強欲)

・ファンとしては皮付き時代のことを他のキャラ同様もっと知りたかった気持ちはなくもないけど、先のライターさんの記事も読んだ上で、「確かに皮付きとしてのカレブクロスはもうこの世に存在していなくて、ここにいるのは"レヴナント"という殺人シミュラクラムの人格しかいない」と思うと、詮索したい気持ちは薄れたかな。
彼自身がまだ自分を「カレブ」だと思って過去に縋り生き続けているならそれは哀れで仕方ないしカレブとして扱ってあげたい!みたいな気持ちになるけど、少なくとも自分を「レヴナント」として受け入れているみたいなので、ならレヴナントとして扱いたいな(?)みたいな気持ちになった。 

・とかいいつつ皮付き時代のこと引っ張っちゃうんですけど、享年44歳って設定めちゃくちゃ良くない…?というか任務達成のお祝いでお酒飲む→毒入れられてるのに気付かなくてそのまま拘束→挙げ句の果てに「こいつは自分を殺せない」って大笑いして見くびった相手に壮絶な殺され方されるって、なかなかのドジ踏んだおじさんで好き。自分のジョークがツボって笑い続けちゃうのもアホみたいで好き。

・ゲーム本編と公式情報関連でただの一度も笑った描写のない(邪悪な笑いは何度も聞けるとして、smileの文脈で)レヴナントの唯一のsmileが、"It's my job!"っていう最低なジョークを言い放った瞬間なの最高すぎる。しかもあの状況でツボって笑い続けるのイカれすぎてて好き(それとも自分を殺せないって見くびってた相手なので、クソ煽ってただけなんですかね)どっちにしろ畜生すぎて好き。
人間時代から他人の感情という名の地雷踏みまくりおじさんだったんだな〜って和みました。

・あと名前良くないですか…!カレブ。もしかしたらケイレブかもしれないけどカレブかな?響きがかわいい。
「レヴ」と若干被せてきてるんだろうか。それとも本名がカレブだから彼は名前に引っ掛けて「レヴナント」と名乗り始めた or そういった個人的な事情を知っている組織の上の人にシミュラクラム研究の被検体として開発ネームをつけられたのか。もしかするとシンジケート時代のコードネームが既にレヴナントだった説とかないかな。
 
・ちなみにCの方のCalebだと「犬、大胆な、勇敢な、忠実な」みたいな意味があるらしいです。Kの方の綴りもルーツとしてはCalebと同じらしいです。
そしてKalebのルーツはヘブライ語からきていて、Whole Hearted(全心=心を込めた、誠実な、真心)って意味なんだそうです。ヘブライ語でlevが「心・心臓」なんだとか。はぁあああ…!心…!血も涙もない殺人ロボットの本名に「心」に纏わる名前持ってくるのやばくないですか…。たぎった。いや〜〜〜。色々想像してしまう。親が由来を気にしてつけたか分からないですが…。本人はカレブって名前をどう思ってるんだろう。
ちなみにニックネームをつけるならKalとかKaleとかKayらしいです。

https://www.babynames.com/name/kaleb

・これは先のライターさんの記事の感想になっちゃうんですが「レヴナントほど自分を嫌いな人間はいない」っていうのがすごくすごくすごく解釈一致でたぎりすぎて息できなくなるかと思った。 
パスの質問に「私は現実で、心の中で、夢の中で…いついかなる時も人を殺してる」みたいなこと言ってたと思うんですけど、彼が今この世で1番疎ましく思っているのは自分自身(眠りにつけない我が身)なんだろうなっていうのがちゃんとチャプターから伝わってきました。

・パスの話を全然聞いてなかったり、かと思えばローバへの異常な執着をみせたり、挙げ句の果てに「この世は私の地獄で、自分以外の存在は私を惨めにさせるために存在してる」とかいう超絶自己愛こじらせ解釈を平然と述べてきて、パスじゃないけど「わお」って思わずにいられない。
でも自分を愛しすぎているがゆえに自己愛が肥大してるというより、自分の愛し方も分からなければ、他人から正しく愛されたこともないまま313年生きてきてしまったがためにああいう結論に至ってしまったのかなぁなんて…。ミラージュもちょっとナルシストっぽいキャラではありますけど、ベクトル違いますし、彼は自分も他人も大切にできるタイプのナルシストかなと思ってて。
とはいえ、昨今の「ヴィランもかつては1人の人間で悲惨な出来事によって生まれたモンスター」みたいなブームガン無視で「カレブクロスは生まれた時から倫理ゼロ」みたいなルーツも個人的に捨て難いのでやっぱりこの辺りは明かされない限り想像の域を出ないですね。

・「私はお前の救世主でも聖杯でもない」の辺り、どうやら昔カルト宗教の人々?個人?に敬い称えられつきまとわれた経験があったような印象を受けましたが、どうなんでしょう。redditとかでもちらっと見たので私の意訳の問題で誇大解釈してるわけではなさそうなのですが…。
TFと話がつながってくるところなのかな?
ともかく、いくら体がロボットでも本人は自分を人間だと思い込んでるわけですから、普通につきまとわれたら怖い。

・そして他人の救世主になるつもりはさらさらないのにS5でちゃっかりローバを「救世主」にしてしまう身勝手っぷり…好きだなぁ。

・とにもかくにもローバに対するクソデカ感情が爆発してるのが本当に…ねえ…公式が最大手ってやつですか…。

・一連の話を終え、まんまとパスは混乱してしまうわけですが、逃げるように去ろうとするパスに対してレヴナントが「おや?"ハイタッチ"はいいのか?"バイバイ、友達"…」って感じで(日本語だとレヴのキャラ保たせるのむずいね)パスの口癖引用してるのワアアアア!ってなった。皮肉としてカウンター効きすぎ。あと普通にパスファインダーの口癖ちゃんと把握しちゃってるのねっていう。 

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