【Pathfinder's Quest】CHAPTER10の素人日本語訳(本編[A])

前提や注意事項(必読)

本編[A]

パス:こんにちは!誰かいる?
パス:僕だよ、パスファインダー!レヴナント、君はここにいる?
レヴ:何故だ?

パス:うわあ!君の声は聞こえるのに、姿は見えない。
レヴ:何故だ?

パス:僕はこのゲームのルールが分からない。
レヴ:何故貴様がここにいる?

パス:それは、えっと…
レヴ:さっさと答えろ。

パス:どうして君の場所が分からないんだろう?君は僕の左に…
レヴ:私か...?

パス:いや…僕の右に?今、どうやったの?床を…それに壁を…
レヴ:何故ここにいる?

パス:答えが欲しいんだ。
レヴ:私から?

パス:そう!
レヴ:何故だ?

パス:このハモンドのフラッシュドライブ(USBメモリ)について聞きたいんだ。
レヴ:[沈黙]

パス:ねえ?君はどこに…
レヴ:…ここに。

パス:わあ!僕の目の前にいる!
レヴ:驚いたか?

パス:僕は怖がることはできないよ。エンジンが起動したばかりなのに、油圧が急に上がって寒気がしてきた…
レヴ:黙れ。

パス:うーん、やってくれたね!
レヴ:は?

パス:僕はミラージュがそう言ってるのを聞いたことがあるよ。人の家に入るときに言うんだ。
レヴ:ここは私の家ではない。

パス:ここは君が住んでいるところだ。
レヴ:私に家などない。

パス:誰しも家があるはず…
レヴ:黙れ。

パス:[沈黙]
レヴ:お前はハモンドについて何を知ってる?

パス:[沈黙]
レヴ:答えろ!

パス:でも君が黙れって言ったから…
レヴ:ハモンドについては別だ。貴様は奴らのことなどどうでもいいだろうが。あぁ、これは彼女についてだろう?

パス:彼女?
レヴ:彼女が貴様を寄越した、そうだろう?当ててやろう…彼女が私のソースコードを見つけて破壊する間、私の気をそらすために貴様はここに来た…

パス:君はソースコードを破壊して欲しいんじゃなかったの?
レヴ:その前に、私を裏切った彼女を八つ裂きにし、鼻腔から体中の動脈を引き抜いてやるのが先だ!

パス:それは…嫌だなぁ。
レヴ:とても満たされる。仕方ないだろう。彼女は私を苦しみから解放すると約束したのに、最後の最後に、ソースコードを別の銀河に転送した!取り戻すのに、何十年もかかるような場所に!

パス:君が探しに行けばいいんじゃない?君には永遠の時間があるし、果たすべき責任もない。
レヴ:そうだな。私は彼女が二度と私に会わず、年を取り、幸せに死んでいくまでの数十年を移動に費やすことにしよう。
…いや、私は彼女を満足させるつもりなどない。どうせ生きなければいけなくなったのだ、私のスペアが復活する限り、永遠に苦しめてやる…。

パス:でも君のスペアには限りがあるから、いつかは使い果たしてしまうことになる。その時は?
レヴ:恐らく私はプログラムになるだろう…だが手段を見つける。

パス:「恐らく」?はっきりしたことは分からないってこと?
レヴ:エレベーターのガラス片が私の神経処理装置に刺さるまで私はこの顔で280年間歩き回ってきたが、そうと知らなかった。私が何かを「確かに」知っているとは思わないのか?

パス:僕は...待って、それは君の首に刺さったんじゃなかった?
レヴ:私の神経処理装置はどこにあると思う?

パス:僕の首には温度計があるんだ。
レヴ:私は何故お前のような皮付き好きのガラクタが何か知っていると期待したのか…ちょっと待て。

パス:待つよ。
レヴ:何故ガラスが私の首に刺さったことを知っている?

パス:僕はそこにいたんだ。
レヴ:そこにいた?

パス:僕は2708年にオリンパスのテンメイで副料理長をしていたんだ。
レヴ:貴様がそれを見ていた?貴様は…私の後をつけていたのか?

パス:まさか!違うよ。
レヴ:まるで2560年代のカルト宗教の再来だ。

パス:僕はカルト宗教なんかじゃないよ!僕はMRVNだ!
レヴ:いいか?私はお前の救世主ではない。聖杯でもない。私は殺人鬼だ。そしてここは忌々しい私の地獄。

パス:ここは地獄じゃない。ここはハモンドが引き取ったキングスキャニオンの下にあるIMCの古い倉庫だ。
レヴ:我々が今立っている「ここ」の話ではない。この世界が、この銀河が、この存在すべてが私にとっての地獄だ。

パス:君は僕たち全員が君の想像上の地獄に住んでいると思ってるの?じゃあ、僕たちは何の目的があって君の地獄に?
レヴ:私を惨めにするために。

パス:わお。君を惨めにするためだけに、宇宙とこの世全てが存在するの?
レヴ:他に何の目的がある?

パス:僕の内蔵辞書には、君はナルシストだと書いてある。
レヴ:貴様は私の精神科医にでもなったつもりか!?

パス:そんな機能は実在しないんだけどね!まぁ、ガイアで作った試作品は別だけど。
レヴ:いい加減にしろ。

パス:さっきまでは威圧的だったのに、今は混乱しているみたい。どうしたの?
レヴ:消え失せろ。

パス:君が初めてゲームに参加して以来、僕はずっと君と仲良くなろうとしてた。でも君はいつも意地悪だ。僕たちには共通点がたくさんあるのに。
レヴ:私がお前とは違うことは知っているはずだろう?

パス:ごめんね。
レヴ:私はお前とは違う。私はロボットではない。

パス:うん、そうだね。
レヴ:機械部品で出来ている。だが、私の心は…人間だ。お前はプログラム、私は心を持つ存在。

パス:それは違うよ。
レヴ:よく聞け。いいか、もし貴様が2秒後もまだ私に人の心はないと言うなら、その体を溶かし液体にして、私の関節を強化するのに使ってやる。

パス:でも君の心は人間じゃない。君は心を持っていない。それはただのプロセッサで、君の古い脳にある情報を0と1に変換しているだけだ。そして、君のベースとなった人間が、どのような状況で何を言うか、何をするかについて、結論を出す。それは、記憶、経験、欲求、特性を推測して、最善の行動をとろうとするものだ。…ごめんね、君の人間時代の名前はなんていうんだっけ?
レヴ:地獄へ落ちろ。

パス:生きていたころのように振舞っているだけ。脳内物質は、溶液の中で時間が経ってもその姿を維持する静止状態にあって…
レヴ:私がどんな風に作られたかを教えてもらう必要はないぞ、ペラペラ喋るガラクタが。私は自分がどうやって生まれたか知っている。

パス:すべてのシミュラクラムが生まれる方法だよ。
レヴ:いや。

パス:「いや?」それはどういう意味?
レヴ:違うな。

パス:どうして君は先代のシミュラクラムとは違うと思うの?
レヴ:私の前にシミュラクラムがいなかったからだ。

パス:[沈黙]
レヴ:ようやく黙ったか。

パス:君が最初だったの?
レヴ:そして唯一だ。私が使えるようになるまで20年かかった。

パス:君はどこにいたの?
レヴ:さあな。恐らく、クローゼットか、遺体安置台だろう。

パス:ごめんね。
レヴ:お前の同情などどうでもいい。

パス:でも君は犠牲者だ。
レヴ:私は殺し屋だ、私は…

パス:100万の人々を殺してきた。君はそう言う。何百万もの人々を殺してきた。でもその計算だと辻褄が合わないよ。君が毎日殺さなくてはいけない人の数は天文学的な数字になる。
レヴ:現実世界で、心の中で、夢の中で。それは重要なことか?毎分毎秒私は何かを殺している。私の人生は腐りきった惨めさの中で溺れる運命にある。そのきっかけはどこにでも溢れている。干からびて、剥がれ落ちていく。人間の排泄物の色だ。それが運命付けられている。それで?私と一緒にこの汚泥に溺れてくれるか?私と同じ立場になる皮付きを探すのは大変だ。

パス:君に何があったの?
レヴ:マーシナリーシンジケートとハモンドだ。

パス:違う。それ以前のことだよ。君が人間だった時。
レヴ:そんなことが重要か?

パス:とても重要だよ。
レヴ:私が皮付きだったのは44年。"この姿"でいるのは313年。その44年が、313年よりも重要な意味を持つか?

パス:でも君は人間だった。君には感情と良心があった。
レヴ:お前は、人々を殺すことを生業としていた男に多くの勘違いをしている。

パス:それで君に何があったの?君が最初に死んだとき…人としての死…それはどんな風だったの?
レヴ:[沈黙]

パス:あれ?聞こえなかったかな?僕は君がどんな風に死んだかを聞いたんだけど…
レヴ:貴様だなんて、信じられない。

パス:僕が…えっどういうこと?それが君の答え?それは答えになってないよ。
レヴ:誰だと思っていただろう。でも、きっとお前ではなかった。

パス:誰がそんなことを考えたって...どういうこと?
レヴ:誰が私にそんなことを尋ねる?「君が最初に死んだとき...それはどんな風だったの?」お前は私にその質問をした313年で初めての存在だ。誰も私にその質問をしなかった。そして私は常に疑問だった..聞くだろうかと?だが誰もそうはしなかった、お前が現れるまではな。この質問をするのがまさか貴様だとは…信じられない。

パス:君が彼らを殺さなければ、もっとたくさんの人がその質問をしたかもしれない。
レヴ:そうか、そうかもな。どれ、そのフラッシュドライブを見せてみろ。

パス:君が僕を手伝ってくれるなんて。これは驚いたよ。
レヴ:そう興奮するな。もしかしたらこのフラッシュドライブに、科学者たちの抹殺についての何らかの情報があるかもしれない。

パス:結局のところ、君は僕のことが好きなんだよね。
レヴ:今すぐにでもお前の頭をつぶしてしまいたいところだが、本当の痛みを感じないのならつまらないからな。ああ…これだ。オリンパスの爆発。裂け目に異常を引き起こした。全員死亡。容疑者なし。動機もない。事件は何十年も未解決のままだったが、捜査は打ち切られた。力にはなれないな。

パス:どういうこと?
レヴ:私は2658年12月にオリンパスにはいなかった。私はガイアで双子の首をはねていた。ああ...あの双子とのことは忘れもしない…

パス:君がやったなんて考えてなかったよ。君がそうする理由がない。
レヴ:誰かを殺すのに、理由が必要か?

パス:誰かを殺すのには、よほどの理由が必要になると思う。
レヴ:それは窮屈なことだな。

パス:どうしてハモンドはこの事件を隠蔽したんだろう?
レヴ:奴らは嘘つきだ。他の全ての皮付きと同じ。奴らはお前にあることを言う。そしてお前が気を許した隙に…彼女は全ての希望を奪う。

パス:ああ、これはまたローバの話だね。
レヴ:それは彼女に限った話ではない。

パス:彼女が希望を与えてそれを奪い去ったことを、裏切りと感じてるのはとても興味深いね。
レヴ:今、何と言った?

パス:おっと、今君の声のトーンが変わった。ちょっと怖かったよ。
レヴ:なぜお前はそれを私に言った…?貴様は彼女の味方なのか?

パス:君が25年前に彼女にしたことを偶然見ただけだよ。
レヴ:出ていけ。

パス:…と思ってたけど、とても上手くいってるみたいだね。
レヴ:私たちが?

パス:分かってる分かってる。あ、ちょっと失礼するね…
レヴ:お前はなぜ鞄に手を伸ばす?何をしている?!武器を持っているのか?!

パス:自撮りしたかっただけだよ!僕を放して!

※パスはこの本を通して他のレジェンドのところでも自撮りして回ってて、その画像も掲載されてます。

レヴ:これで満足か?二人の機械の男が?仲良しこよし?私が油断した途端、何だ?!ローバが来たのか?!彼女はどこだ?!彼女もここにいるのか?!

パス:ここにいるのは僕と君だけだよ。そしてローバが僕を送ったわけじゃない。クリプトやホライゾンが送ってくれた…ような感じかな。
レヴ:貴様はうそをついている。私は彼女だと分かっている。すべてが彼女に繋がっている。最初は彼女の復讐を楽しんでいた。食べ物を食べる前に少しくらいは遊んでもいいと思ったからだ。だがそのあと、本当に邪悪なことが起こった。

パス:彼女が勝ち始めた?
レヴ:彼女が何もかも勝ち取ったわけじゃない。聞いているか?!私の勝ちだ!彼女は今、シップの中で更なる陰謀を企てている。だがそれだけでは終わらない。勝つのは私だ、彼女じゃない。奴は狂っているんだよ。取りつかれている。

パス:僕は3日前にローバを見たよ。
レヴ:そして、お前が聞いたのは「あの悪魔がどうの」「この悪魔がどうの」だった!

パス:君の名前は一度も出なかった。
レヴ:その通…待て、なんだと?

パス:彼女は君の名前を一度も言わなかった。ちょっと待ってね、記録をチェックするよ…うん、言ってない。たったの一度も。
レヴ:私のおかげで彼女はここにいるんだ!彼女の一挙手一動は全て私のためだ!私!私!私!私だ…!!!!

パス:君がナルシストだってことを僕はどこで知ったんだっけ。
レヴ:[唸り声]

パス:なんてことだ!やったよ!僕、皮肉を言った!やっと正しく理解できた!友達全員に話すのが待ちきれないや!…どうして君はそんな目で僕を見てるの?
レヴ:私が面白いか?ロボット。

パス:ううん、全然。
レヴ:私を馬鹿にするために、隠れ家に降りてきたのか…。

パス:僕はハモンドについて知るためにここにきたんだ。
レヴ:そして、技術者を殺したのは誰かを調べている。

パス:そう!
レヴ:何故だ?

パス:なぜなら、僕がプロジェクトアイリスだから。何か素晴らしいことをするために僕は作られたんだ!
レヴ:お前は今...

パス:そう!映像の中でもそう言われてたんだ。彼らは素晴らしい目的のために僕を作った。
レヴ:奴らは私のことも素晴らしい目的のために作った。殺しのために...

パス:それは恐ろしい目的だ。
レヴ:もし貴様が中枢神経系を持っていたら、お前の身に起こることがとても楽しみだった。だが貴様は殺してもつまらない。

パス:僕もそうは思わないかな。
レヴ:だが、危害を加える方法は他にもある...ああ、これは楽しめそうだ..質問してもいいか?パスファインダー、お前は自分には酷いことができないと思っているのか?

パス:もちろん、僕にはできない。
レヴ:本当にそうか?

パス:酷いことは酷いこと。僕は酷いことはしない。
レヴ:だが、もしそうなら?

パス:でも僕はそうじゃない。
レヴ:いいから聞け。お前は別の次元を知っているだろう?レイスが行くように。お前が行った世界で、催しを開いている別次元の私がいただろう?

パス:うん。
レヴ:その次元に行くとしよう。

パス:すぐにレイスに電話しないと。
レヴ:違う、そうじゃない。想像の話だ。素晴らしい…それして恐ろしい…次元へ行こう。

パス:それは無理だよ。レイスは僕が変わらないって言っていた。僕はあらゆる次元で同じ!
レヴ:くそ。これはうまくいきそうにないな。

パス:もちろん、クリプトが言っていた通り、僕は再プログラムすることができる。
レヴ:話が早すぎたか...

パス:君は何かしゃべり続けているけど、僕に言ってるとは思えない。
レヴ:そうだ、お前は再プログラムできる。自分がしていること以外にも再プログラムされることがあると理解している。

パス:そうだね。
レヴ:そうだ。それは良い。お前は自分がプロジェクトアイリスだと思っているんだな。

パス:バンガロールはそうは思わないって。もしプロジェクトアイリスがMRVNの構築を目的としていたら、彼女とジャクソンは知り合っていただろうって。ジャクソンはロボットが好きだったんだ。
レヴ:ああ、そうなのだろうな。教えてくれ、プロジェクトアイリスはMRVNの構築以外に何をしていた?

パス:惑星タロスにある「ブランシウム」という物質を使って、エネルギー危機を解決していた。
レヴ:その中で、お前はどういう存在だった?

パス:分からないだ。それを僕は探してる。僕はマスターを探していることを知らなかったの?
レヴ:1万回も言われているのに、聞き逃していたようだな。

パス:おっと、ごめんね!それじゃあ教えてあげる。僕はマスターを探してるんだ!
レヴ:ああ、お前は皮肉でうまいことガス抜きしているのだろうな。

パス:ありがとう!
レヴ:喜んでもらえて何よりだ。それで、たくさんの科学者が新しいエネルギー資源を開発したわけだが、それが行くべき場所に行き、やるべきことをなす…そこまではいいだろう。何故彼らはMRVNを必要とした?

パス:なぜ僕がそこに?
レヴ:ああ、そうだ。

パス:ありがとう。残り3つの質問に答えるだけで、僕の調査は完了する。
レヴ:「お前の目的は何か?」….「誰がお前を作ったか?」 ...そして3つ目の質問は?

パス:「科学者のグループを殺したのは誰か?」
レヴ:パスファインダー...それだよ。

パス:何が?
レヴ:全ての疑問に対する答えは、お前の鼻のない顔の鼻先に、ずっとあった。

パス:それって何?
レヴ:私はそんな冷酷な事はできない。

パス:でも君は僕の友達だ。友達はお互いになんでも話し合うものだよ。
レヴ:お前の言う通りだ。私はお前の友人。そして、私はお前に言うべきだ…だがどうしたものか…

パス:バンガロールは、話の全容を聞きたくないと警告した。ワットソンは、詳しい話を君に聞くことを警告した。僕が重要じゃないと思っていたことこそが重要で、僕を不幸にするようなことを聞くことになるだろうって、二人とも警告してた。
レヴ:そして彼らは正しかった。これはお前を非常に、非常ーーーーーに不幸にするだろう。

パス:僕、準備できてるよ!大丈夫!
レヴ:お前はとても勇気があるな。だがその前に、お前に物語を聞かせなければ。

パス:物語!僕、物語を聞くのが大好きだよ!クリプトとコースティックは僕に何も話してくれなかった。それって何の話?
レヴ:お前が最初に私に話すよう言っていた話だ。まだ話す準備ができていなかった。だが今は…ああ、そうだ。今すぐにでもこの話を話したい。準備しろ、パスファインダー。これは非常に意味のある話になるだろう…

→本編[レヴナントのとても意味のある話]に続く



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