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炭酸
2023年1月14日 15:48
あれから花を摘んだり気ままに歩き回っていたら、ホワイトランという街にたどり着いていた。ヘルゲンとは違い住民や商人で賑わっていて、建物も多く広い街だ。街の入り口には見張の兵士が立っている。ストームクロークの男との約束も頭にはあったが、今のカジートは処刑台に送られる前と同じ生活を送るために装備を整えたり資本を蓄えなければならない。それに…今日はクリスマスだ!カジートにもよく分からないが
2023年1月14日 15:12
神の悪戯かそれとも思し召しか、ドラゴンの襲撃により処刑は免れた。咆哮を上げながら火を吹くドラゴンに現場は騒然としていて、訳もわからぬままカジートは帝国軍だかストームクロークだか名乗る男について行くことになった。何やら名前も名乗っていたような気がするが、全く覚えていない!ただ、自分を処刑しようとした帝国軍につくのはなんだか癪だったので同じ囚われの身だったストームクロークの男についていくこと
2023年1月9日 14:52
まだカジートに名前があった頃。小さなカジートは気が付けば1人だった。両親が居たのかも分からない。顔も思い出せない。ただ、カジートはいつも腹が減っていた。腹を空かせた野良猫に道義などあるわけがない。道義を教える親もいなかったのだ。カジートは生きるために盗みを働いた。パンを、クリーム煮を、アップルパイを、ヤギチーズの切れ端を。やがて盗みは日常になり、小さな野良猫が腹を空かすことはなくなっ