見出し画像

最初の数日


うろ覚えだけど、勘弁してね。




タイに到着。

空港で会う人、バスで会う人、周りの人にとにかく話しかけながら待ち合わせ場所の駅を目指す。






空港から電車を乗り継いだ。さすがに荷物が重かったことを記憶している。



電車はいたってどこにでもあるような感じ。社内にはテレビがついていて、CMが垂れ流されている。不自然な音と声のアナウンスで、永遠とお知らせが流れてくる。



目的の駅名が見えた。見慣れない名前だ。一語一語アルファベットを確認し、慎重に電車を降りる。まさか荷物が分厚いので大丈夫だとは思うが、ここで電車とホームの間なんぞに挟まれてしまったりしたら、恥ずかしくて仕方ない。



電車から降りて出口を確認する。もっとも確認するといってもそれはただの素振りであって、駅構内周辺を「把握」するための所作である。


よく理解できないままに大衆の向かう方向へ進む。



とりあえず my back hurts なのでリュックは下に置いて、周りを見渡す。

屋台、人、バス、車、屋台、人、バス、車、騒音…





あー、やっと着いたな。




何しろオニギリ1個だったので少し腹を空かせていたが、まだ物価を分かっていないところで不用意に携帯を開いたり、下手に金をちらつかせたりしては危ない、そう思ったのでバス停の人々や屋台に行き交う人々を舐め回すように見ていた。






しばらくすると、向こうから大荷物を持った奴が現る。





Tだ!!!!!





嬉しくて、抱きつく。



一足お先に現地入りしていたTの前夜は、大変だったようだ(詳細は省略)。




壮絶なエピソードを聞きながら、頭はその後のことでいっぱいだった。

どこへ行こうか、何をしようか…



スクリーンショット 2021-07-15 23.13.33


現存する最古のタイ旅行写真はこちら。


なんとも簡単な力で回転してしまいそうなフォルムのハンドルである。


手前の紫色の筒は、バス料金を集めるための小道具である。担当のバス添乗員はこちらの筒を駆使している。隙間にチケットを挟み込み、華麗なる手捌きでチケットを切って、その切れ端をこちらに渡す。筒の中に小銭をしまい込む所作も、刮目に値する。




この後、我らはバックパッカーの聖地へ赴き、南へと下るバスのチケットをゲットした。重力など関係ないほど自在に壁を這う白く小さな恐竜(ヤモリ)に夢中になるばかりで、値段交渉はうまくいかなかった。




屋台で何か買えばいいものを、なぜかポテトチップスやら飲み物やらをコンビニで買い込んで、いざ出発する。バスのライドは10時間程度に及んだのではなかろうか。全身タトゥーと顔面ピアスの強面のおじさんに怯えながら、トランクに詰めた荷物を守り抜こうとしていた。


それでも長旅の疲れには負けられず、重い瞼は閉じてしまう。






うろ覚えではあるが、乗り換えの必要のないチケットを買ったはずが、なぜか早朝に乗り換えを促される。

道の駅のようなところで少し休み、再び出発する。

画像7

こんな景色が延々と続く…





しばらくすると、よくわからないところに到着した。

画像5

なぜこの写真撮ったのか笑 でもこんなふうに適当に撮った写真が大事だね!時間が見えるよ〜。ここに到着したのはお昼前だったみたい笑










なぜかホテルから全く遠い場所に到着し、歩き始める。

同じ道を何度も行ったり来たり。

荷物が重く、機嫌が悪くなる。





気分転換のため、セブンでアイスとカップラーメンを購入し、店の前で頬張る。



数時間後、ホテルの迎えの車が到着し、無事にホテルに辿り着く。





画像2

画像3

バイクを借りて、街へ。

Tは泳ぎ、私は寝転がる。







画像7

sunset見えるところでご飯を食べる。







森の中の、小さなコテージ。

森いっぱいに広がる豊かな声に包まれ、心地よく眠る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?