見出し画像

三半規管激弱なわたしがBTSの映画を4DXで観た話

わたしは躊躇っていた…
果たして無事に帰って来られるのか…
今、一世一代の闘いが、始まる…………





※ 以下、レポとも言えないけど、雑オブ雑のネタバレをしてしまうので、ご了承いただける方のみスクロール推奨です




ということで、BTS: Yet To Come in Cinemasを初めて4DXで観て来たのですが、
結論から言うとですね、

4DXって凄え〜〜!!
何これおもろ〜〜〜!!!


です。はい、どちゃくそに楽しんで来ました。
安定のぼっち映画にも拘らず、マスクの下でず〜〜〜っとニヤニヤしてました。

何これ〜〜めちゃ楽しいじゃ〜〜んフォォオオ〜〜〜ッ!!!! (陰キャ日本代表、顔はスンッとしたまま心はワッショイ現象)


そもそも何故観る前にビビり倒していたかというと、
タイトルにある通り、わたしは三半規管が激弱だからです。


どのくらい弱いのか、以下参照です。

  • バスは乗ったら5分で酔う。
    路線バスなら定期的に止まってドアの開閉があるのでまだマシ、高速バスでの長距離移動は次のサービスエリアまでひたすら耐え抜くしかなくて白目、ワシに窓際を譲ってくれ頼む。

  • 船は乗る前から酔う。
    まだ乗っていないのにユラユラしている船を見るだけで気持ちが悪くなる。
    波、ちょっとは大人しくしてってば!!!!!怒

  • 遊園地は(楽しくて)夢の国、ではなく、(乗れる乗り物がなさ過ぎて)幻の国。
    直前に食べたものを全てリバースしても良いのであれば 我慢して乗れるアトラクションはあるかもしれない。しかし、楽しさというリターンに対して、あまりにもリスクが高過ぎる。

  • 本当に調子が悪い時は 自分の車を自分で運転しながら酔う。
    その状態の運転 絶対やめれ、というツッコミ、大正解。


こんな感じで自分の酔いやすさを痛い程 自覚しているので、
まあ〜〜わたしには4DXなんて夢のまた夢だろ〜〜〜ケッ
と内心諦めていたんですね。


でも、田舎とはいえ、家の近くの映画館でも4DXをやっているのを知っていたので、
こりゃあ観なければ……どうにかして1度体験してみなければ……………
とギンギンにキマッた目をしながら、ゴリゴリに覚悟をして臨んだ訳です。


怖いもの見たさ、ってありますよね。完全にそれです。怖いけど見たい。ビビってるけどわたしも4DXを知っている女になりたい。そう、人間の本能です。


ちなみに、わたしは1回目と2回目は2Dで観ていて3回目に4DXで観ました。
これ、結構重要なポイントだったのでは?と、今となっては思っています。


以下、箇条書きで思ったことを連ねていきます。

  • 係の方の「これより揺れます」というお知らせを皮切りに、映画が始まる前にまず4DXのデモンストレーション的な動画が流れたのだけど、恐らく1分くらいの映像の中に効果の全部乗せで、マジでビビり散らかす。
    本気で「これから2時間この感じは耐えられんが…………」と感じ、いざという時の脱出ルートを瞬時に計算する。ビビらせ過ぎ 怖過ぎ。

  • こんなにビビっていたくせに、そもそもどういうものなのか事前に全く4DXの情報を得ずに臨んだため、本当に丸腰状態。
    座席の横揺れ上下揺れ、前からの風、後ろからの風、ミスト、漂う匂い、足元サワッ。
    何これ〜〜!!

  • MIC Drop→Run BTS→RUNの後、「むっちゃ楽しいぞ……これは……わたしにもイケるかもしれん…………」と3曲終わった時点で何故か自信がムクムクと湧いてくる。

  • 何かの曲終わり(覚えてないけど序盤)で、ホビさんが振り付けではなく1人でターンをしたのだけど、その動きに合わせて座席も左から右に動いた時には面白くて「アッハ〜〜〜」と声に出てたと思う。

  • 単純に曲のテンポに合わせて座席が横に揺れる、とかではなく、ダンスの振り付けになぞっていたり、メンバーの細かな動きに連動していたり、一筋縄では行かない動きも多くてワクワクが加速した。
    激しく座席が動くけど、そもそも席にシートベルトがないということは 余程のことがない限り振り落とされることはない と思う。知らんけど。

  • カメラが客席の上を飛ぶドローン映像になると座席もそれに合わせてグル〜ンとゆっくりめに動くので、その動きはちょっと辛かった。
    こういうゆったりとした揺れの方が個人的に酔いやすいなと感じた。

  • 逆に、激しい曲での音楽に合わせた座席の激しい揺れは全然気にならなかったし、むしろテンションが上がった。
    最初の3曲、ラプラのUGH!→Cypher Pt3:Killer、こういう激しめの曲が続くゾーンは、お尻から伝わってくるベース音と座席の揺れのコンボで、気持ち悪くて酔うどころか 逆に自分の意思で首が揺れてしまったし、マスクの下のニヤニヤが最高潮だった。

  • ステージの特効に合わせて耳元の風が出てくるのが面白かった。左右交互にプシュープシューとちゃんと音楽に合ったタイミングで出てくる。楽しい。

  • Dynamiteの時、お尻の下のベース音の振動が、何か、耳から聴こえてくる音と合ってなくない?!?何で?!!?と混乱したのだけど、これはわたしだけの感覚だったのか、是非 有識者にお聞きしたい。

  • Ma City→プルタオルネ→IDOLの流れ、4DXだと より一層ハイライト。最高過ぎた。
    プルタオルネで「何か暑くなってきた……興奮しちゃったからかな……」と思っていたら、首元から温風が出ているのに気付いて、そんな仕掛けもあるのかと笑った。
    IDOLの時の「ヨッシャ〜〜ッ最後だから全部いくぜ〜〜〜ッッ」と言わんばかりの気合の入った座席の揺れと振動が楽しくて また笑った。
    グワングワンのズンズンでニヤニヤ。

  • その後はしっとりめの曲が続いて映画が終わるので、座席の揺れもほぼほぼ落ち着く。振動がゼロという訳ではないけど、気持ちも終わりにかけてクールダウンしていく。何なら「もっと 揺れ くれ……!!!」という気さえしてくる。ビビりの欲しがり。

  • そして、これが1番大事。
    視界がグラグラしながらだろうが、何回観ようが、マジで7人ともかっけえ〜〜〜!!可愛い〜〜〜!!美しい〜〜〜!!イケ散らかしてる〜〜〜!!BTS最高だ〜〜〜〜!!!


わたしの場合、結局心配は杞憂に終わりました。


だけど、これはあくまでわたしの場合。
そして、たまたま今回は良かっただけで、もし次に見る機会があれば その時はわたしもグロッキーかもしれません。


しかも、わたしはすでに2回映画を観ていて、流れを知っていた上での4DX。
もし映画自体が初めてであっても、流れる音楽は全部聴いたことがある曲。
つまり、何となく、何となくだけど、「どんな動きかはわからないけど メロディがこうだから次は激しく揺れるだろう」などと、大まかな予測がつき、動きへの心構えができていたのだと思います。

これはかなり大きかったと思います。
映画が始まる前のデモンストレーションはアクション映画みたいな映像だったけど、あれはストーリーというか次にどうなるかなんて全く予測ができない映像で、それだと心構えもへったくれもないからです。


ひと口に三半規管が弱い方と言っても当然個人差があるとは思いますが、わたしは自分が操縦できたり ざっくり次の予測ができる動きだとまだ酔いはマシなのです。


とにかく三半規管にゼッタイはないので、事前に酔い止めを飲んだり、少しでも体調が良くない日は避けたり、4DXを観る時には出来得る限りの対策が必要だろう、それが今回感じたことです。


逆に言えば、対策を講じれば不可能ではないだろう、ということです。
ただ、他人の三半規管には責任は負えなさ過ぎるので、「三半規管が弱いあなたも!是非!4DX観てください!」とはちょっと正直勧めづらいです。


自分の三半規管の調子は自分が1番よくわかるはずですし、4DXを観る観ないに拘らず、我々は紛れもなく同士、同じ生きづらさを感じているクラスメイトみたいなものです。

同クラ (3年 三半規管激弱 組) の皆さん……
我々の三半規管は人よりも脆く儚いものですが、ともに、強く、生きていきましょうね…………(遠い目だけど目ヂカラ強強)


それにしても 良い時間が過ごせたな〜〜〜と3回目にしてYTC映画満足度フルスロットル回でした。


この記事が参加している募集

今こんな気分

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?