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父親に呆れる

まだそんなこと言ってんのか…。

我が父のことです。

今年で65歳になる父がベンツを買いたいと言っているらしい。母は反対していて、険悪になっている、と母からラインがきました。

父は昔から車道楽なところがありました。

大人1人に1台は車が必要な田舎が実家なんですが、そこでツーシーターのスポーツカーに乗っていました。ポルシェとかコルベットとか(新品ではなくボロいやつ)。かと思いきや、BMWとかプレジデント(当然、新車ではない)に乗り換えたりする、プレジデントとか田舎のヤクザしか乗らんやろ。

ツーシーターって2人(後部座席に半分寝た格好であと一人)しか乗れません。うちは4人家族でした(母、父、僕、弟)。実用性は無視です。アホすぎる。

田舎の夜はめちゃくちゃ静かです。

夏は蛙の合唱、秋は虫の鳴き声しかしません。そんななか、ポルシェが帰ってくるとずいぶん向こうの時点から、ボンボンボン…と音が聞こえてくるので、それであぁ父親が帰ってきたなと分かるのです。しかも夜中に。(コルベットの方がうるさかったと思いますが)

いい歳こいて恥ずかしい奴、アホが帰ってきましたよ、言ってるようなものと勉強中の中高生の頃の僕は思っていました。

うちの父親は自営業で土木をしてますが、3人くらいを雇ってるだけの一人親方に近く、どこから車を買い替える金が出ているのか、謎でした。言うて土方のおっさんです。

その金あるならもうちょっと母に使わせてあげてよ、とずっと思っていました。

ここ5年くらい?はその病気は治まっていたので(普通のミニバンみたいなのに乗ってた)、もう落ち着いたのかと思ったら、これですよ。やはりアホは死なな治らんのか。

こっちは後10年くらいしたら免許返納させないとなぁ、とかうっすら思ってるのに。


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