うつ病になったはなし その5
どんどん症状がよくなってきていて、通院も月一ということになり、次の通院は月末。
薬の効き目、すごい。
僕は大学時代は有機合成化学(要は薬の元を作る化学)を専攻していたので、そのまま専攻を仕事に活かして薬を作ってくれた人たちに感謝するしかない。僕は大学での勉強はほぼ役に立たない仕事に就いたけれど。
仕事をしていてびっくりするのはうつ病発症中の打合せの内容がかなり欠落していることだ。打合せをしたこと自体は覚えているが、何が決まっただとか、次のアクションだとかを思い出せない。
今回はラッキーなことに同じチームの人も出席していてくれたから何とかなったが、うつ病を発症する→集中力が下がる→仕事に差し障り失敗する→さらにうつ病が悪化する、という流れが起こりそうで怖い。しばらくはおとなしくしておこう。
こうなってくると同じくうつ病で通院中の上司の状態が気になる。というのも、発症中の自分と似たような低能力化とも言える状態になっているような気がするからだ。
具体的には、言葉が出てこない、何度も聞き返し理解が異常に遅い、同じ議論を繰り返す、などなど。
チームメンバーがイラついたり、怪訝な顔をしているのを何度か見た。
事情を知っているのは僕だけだから、見ていてしんどい。
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