見出し画像

やどり木ポップアップ

やどり木は、毎週ポップアップ(出張販売)を仕掛けています

画像1

町の外から、出店者さんにやどり木まで来ていただき、店内にて一日商品を売っていただくわけです。

ポップアップに来店されるお客様は、町に住む方が半分、近隣市町村からが半分といったところ。

オープン当初から、わりとすぐにスタート。この半年、毎月休まず続けてきました。

出店は、私たちの理念や想いに共感してくださった方々が、定期的にやどり木へ出張してくださっています

その理念や想い、この企画のコンセプトについてのお話をしたいと思います

1、まちなかにないなら、呼んでしまおう!

やどり木ポップアップは、多種多様

♦伝統調味料、お茶、お塩販売♦クレープ屋さん♦マフィン屋さん♦アート商品販売♦パン屋さん♦星読みセッション♦お抹茶体験  などなど・・・

これらに共通していることは、「町にない、まちなかにないモノ・コト」ということです。


この車社会ですから、なきゃないで、休みに町外に行けばいいわけです。求めて、1時間以上かけて出かけられるわけです。(岩手の1時間半の運転は、長距離運転とは呼ばない)

だから、車の自由が聞く人は正直、そんなに困ってもいない、と思うんです。ただ・・・

“自分の住む町”のまちなかで手に入ったら。まちなかで体験出来たら。まちなかで味わえたら。どんなに素敵なことだろう!どんなにいい町に感じるだろう!

こんな風には、誰しも感じていると思うんですよね。期待しないから、求めないだけで。期待する以前に、どこか諦めているから・・・。

個人的なことを言えば、私たちは休日お店を開けていますから?休みに盛岡まで、とか行けないじゃないか!!(笑)

というわけで、「えぇ~い!!ないなら、まちなかに“呼んで”しまえ!!」と、まず私たちがまちなかでの暮らしを楽しみたいがために、始めた企画だったのです☺

2、日常を、今より少しより良くしていい!

個人的なこと言えば、とは言いましたが、全体として車はあっても簡単にばっとは出ていける環境でもない、この葛巻。

峠の上にある(想像すると、ラピュタか、みたいになるが)町で、いちいち峠をガソリンかけて車摩耗させて上り下りしないといけない場所です。

そんな移動をすると、一日丸つぶれは当たり前だし、正直子連れは疲れます・・・_| ̄|○平日は仕事があれば、当然移動もままならない。

もちろん町には小さなスーパーもあります。地元のお豆腐(やどり木のケーキの材料)やかっけ、麺、ワインやジュース、雑穀などなど手に入ります。ドラックストアもコンビニもある。

生活そのものには、困らない、のです。(この時代、当たり前か)

だけど、必要なものが揃えば、人間は満たされるの??いやいや、人はみな心にあるはずの想いがあります。

“今ある日常を、今より少しでもより良くしたい”

そう、感じながら生活していませんか?自分の暮らす町での日常が、今より潤ったなら。どこかに行くことでなく、今目の前にある日常が・・・

これは、欲張りでも、わがままでもなくて、誰にでも湧く正常な願いです。

自分の暮らす町での「日常にあったら、なんか嬉しいな♪わくわくするな♬楽しくなるな^^」

そう『私たちが』思えるコンテンツを、やどり木から葛巻のまちなかへと緩やかに発信していこう。これが私たちがポップアップを開催する理由です。

3、くずまきのまちなかに創る日常

*conohana*

ちょっといい調味料やお茶を、まちなかで定期的に手に入れたい

画像2

*kuru curepe*

ちょっと贅沢だけど、こだわった南部粉麦の生地のクレープを食べたいなぁ

画像3

*いちのへびより*

お隣のまちづくり仲間のマフィンは、どこまでも地産地消にこだわっていることを知ってほしいなぁ

画像4

*morioka the gonies*

葛巻とおご縁の深いアーティストさんは、毎月多彩なアート作品で日常に気づきと潤いを提供してくれます

画像5

*パンまつり*

「パン屋さんがないまちなかだけど、時々ここで美味しいパンが食べたいよぉ!!」の想いひとつ

画像6

*Plaisir de mint*

黙ってると忙しなく過ぎていく日常の中で、希望や気づき、指標をひとつ示してくれる大事な時間

画像7

私たちのこれまで培ってきたご縁があって、こうしてやどり木へ出張してくださる出店者さん。それぞれにストーリーがあり、これからのやどり木にも大いに変化を与えてくれる存在なので、後程またここにご紹介したいと思ってます^^

4、やどり木に集い起こる“喜び”の共鳴

こういう「あったら嬉しいものが、この葛巻で手に入ること」を、町に暮らす人が喜んでくれていると体感できたのは、GWでした。

コロナの騒動から身動きが取れなくなっていたあのときも、近隣市町村から出店者のみなさんの暖かな協力を得て、ポップアップを開催しました。

https://note.com/n_yadorigi2019/n/ncf16a399e81a

そのとき

「お店を開けていてくれて、ありがとう」「不安な中だし、どこにも行けなくて残念だったけど、地元で楽しい想いができて、本当にうれしかったよ」

という声をたくさんもらいました。

毎月繰り返してきた今は、ポップアップのたびに来てくれる常連さんがだんだんと増えてきています。「この人が来るから、会いに行こう」と、ご縁も深まっていたりするんです。

画像8

その様子をみていると、やっぱり「顔を合わせて、直接お話しして買い物をする、サービスを受け取る」って、愛のある交流で。それをこのまちなかの“やどり木”で交わしてもらえてる幸せに感謝いっぱいなのです。

確かに今、行動を制限されていて、重苦しい空気に支配されている。

そんな今だからこそ、「地元って、いいもんだなぁ♬」と感じさせてくれる企画を地道に続けていこうと思える。なぜならそういう企画が、日常となっていってほしいから。そういう日常をつくることが、やどり木の果たす役割であって、私たちがしていきたい“お仕事”なのですよね。

画像9

ここにやどり木がある、それだけで、くずまきのまちなかでいろんなエネルギーが循環し、渦が起こっています。色んな形でここに集うみなさんが、やどり木のコンセプトを実現してくださっています^^!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?