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くるしさもアート

うちの職場さ、月末に余暇活動の一環で夏祭りをするのね。

カラオケのど自慢
ミニゲーム大会
屋台
アロマセラピー
足湯

普通の夏祭り以上にコンテンツ盛りだくさん


栄養科・リハ科みんな総出で、とろみつきのたこ焼き・ポテトフライのレシピもあみだしてるの。


そんな病院全体でガチでつくりあげる、夏祭り。


職員だけで準備するのもったいない!


ってことで折田、「看板」と「かざりつけ」を患者さんたちとつくるのを企画しちゃいました。このタイミングを待ってたんだぜ



昨日、その第1回目が開催。

いろいろ考えて準備したんよ
麻痺や高次脳機能に合わせた装飾と方法、そして患者さんの組み合わせ

1時間のレクで気づいたことは


人と人とが

ともにモノをつくる空間

これが私の中のrehabilitationだ。


麻痺により思い通りに作れない

情報が整理できなくて手順がわからなくなる


ひとりだときっと苦しいままだったその状況が

他に人がいることで塗り替えられる瞬間を見た。


全部が全部うまくいったとは言えないだろう。あくまで私が良いと判断してしまってるだけだとも思う。

だけど、、、


「じゃあ、こうしちゃいましょうよ!」
「ほらほらこれだけでもあなたやってみな」
「あ〜〜私もそうすればよかったわぁ」
「ここは代わりにやってあげるよ!」


苦しそうな顔が少しでもほっとする瞬間を見て、

やはり人を支えてくれるのは人なんだなと感じた。


アートに完璧さなんていらない。


出来上がるまでの過程が大切。
そこに「価値」が生まれるんです。




くるしさも

人が支えることで

アートになる。



くるしさもアート


2024.8.9 折田百琴那

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