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「気持ちいいシャンプーをしていきます」は言った方がいい。

お客様に支持される美容師になるためにアシスタント時代にやっておくべきこと

お客様に支持される美容師は「わざわざ意思表明をお客様にする」ことも大事だとわかっているのです。

アシスタントであれば一番多く入客する技術がシャンプーのところが多いのではないでしょうか。

美容師から見たら、20人シャンプーする内の一人かもしれませんが、お客様からしたら「今日楽しみにしているシャンプー」でもあるのです。

ほとんどの人が「では、シャンプーしていきますね」と言ってシャンプー技術に入っているのではないでしょうか。

では、どう伝えたらよいか?

自分の思いを言葉に乗せていきましょう。

「気持ちいいシャンプーをしていきますので楽しみにしていてください」

これを伝えるだけでお客様はシャンプーに集中してくれます。

手の動きやリズム、気遣いまでも「気持ちいシャンプーの一環」だと感じてくれるのです。

ただのシャンプーの技術ではなくなるということです。

「気持ちいいかどうかなんてお客様が決めることなんで、そんな自分にプレッシャー与えられないです」

っていう人もいるでしょう。

その通りです。

お客様がどう感じるかは正直分かりません。

100%のチカラを出し切っても、お客様が気持ちいいと思ってくれないかもしれません。

先ほども伝えましたが、大事なのは「意思表示です」私がどういう思いでシャンプーをするかを決める権限はお客様にはありません。

全て自分の意思です。

だから、「気持ちいシャンプーをします」とお客様に伝える自由は美容師側にありますし、それぐらいのプレッシャー自分に与えて技術に入った方がいい。

これ言わなくなると意外に技術が雑になるもんなんです。

黙ってやれば全てお客様に伝わるなんて驕りですので。

ダメだったらダメでそれでもいい

お客様に満足してもらえないシャンプーだったとしても、恥じることはないのです。真剣にやったという事実があれば、改善することができますね。

シャンプーは美容技術の中でも難度が高いです。

そのお客様によって感じ方が全然違うからです。

大事なのは「聞く」ことなんですよね。

「今日のシャンプーはいかがでしたか?次はもっと喜んでもらえるシャンプーしたいので気になることがあったら教えてください」

これができない美容師が非常に多い。と感じています。

否定されるのが嫌なんでしょうね。

でも否定じゃないんですよ。シャンプーで気になることを言っただけで、人格そのものを否定したわけではないのです。

むしろ、もっと成長したいので教えてください!というスタンスにお客様は感動しますし、悪気はしません。

もしかしたら次を楽しみにしてくれるかもしれません。

スタイリストデビューをする前にこの癖をつけておくことが大切になってきます。

「意思表示」「聞く」「改善」

ですから、次回はただ気持ちいシャンプーをしていきます。ではなく、「先日教えていただいた〇〇を気をつけながら気持ちいシャンプーさせて頂きます」なんて言えたらもう最高ですね!

僕ならそれだけで、次も来ますし、スタイリストになったら一番にカットされてもいいと思います。

私たちが相手をしているのは「心のある人」であること。そしてほとんどのお客様が自分より年上です。経験も豊富です。

自分が知らなかったことを教えてくれるお客様はいますが、お客様も人です。こちらの行動によっては教えてくれてり、くれなかったりするのは当たり前です。

どちらの人間が特になるかは一目瞭然ではないでしょうか。

カットデビューで半年で月100人の指名をいただける美容師を目指して。



美容師の価値を高め、美容師として多くの人に幸せをお届けできるようにしていきます。