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『人権』とは一体何か?—「○○とは何か?」という問いを考える

いつもお世話になっている皆さん、こんにちは!のぞむです⛰

自分の思考形態を内省すると、自分が自分に問いかける問いとして多いのは「○○(という概念)とは何か」という形であることに気づきました。

その例で最近あったのは「人権(Human Rights)とは何か」という問いでした。備忘録として以下に拙い説明ですが、書き記しておきます☕

人権の本質(本質=ある物事からそれを差し引いてしまうならば、ある物事がある物事としては存在できないところの「それ」)

ハンス・マイア―(2002)『基本的人権論』によると…

人権の本質の四つの分類

1.包括性・普遍性

人権はすべての人にあてはまり、民族・身分・階級による区別は存在しない(世界人権宣言第1,2条)。一部の人にしか認められない権利は人権ではなく特権である

2.個人の権利・個人主義的人権思想

「人を個人として尊重する」=「一人ひとりの違いを「独自性」として捉える」⇔「集団・全体主義」個人よりも先に国家・社会の成立が前提とされる


3.生まれながらに持っている、前国家的権利

人権は国家から独立した生来の権利(native right)である。そのため、「国家」は人権を与えたり作り出すことはできず、承認することしかできない。ヨーロッパの自然法思想を背景

4.国家に対する請求権

「国家」は、人権を護るために設立された社会制度=国家観の一つ。人権を護らない国家に対して、国民は人権を護るように要求できる。

②人権の諸項目(人権の具体例)

1.『自由権』—精神的自由権、人身の自由、経済的自由

2.『社会権』―労働に関する権利、生存権、教育に関する権利

3.『新しい人権(第三世代の人権)』―環境権、日照権、眺望権、プライバシー権、知る権利、平和的生存権、嫌煙権、尊厳死、人工妊娠中絶、同性愛の権利など憲法には明記されていないものの、権利として主張されるもの

自分の内側から出てくる問いに答えるのは、ぼんやりとしか見えていなかった世界が少し解像度が上がって見えるようになる感覚で面白いですね

今回はこのあたりで失礼いたします~皆さん、よい一日を!

お読みいただきありがとうございました📚

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