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動きをする人もその動きも共に優しくなれるのは・・・

Sep 19, 2005(楽天blogより)

動きをする人もその動きも共に優しくなれるのは・・・


「優しさという生き物になりきったとき、
 その動きは易しくなり、その時の感じはやすらかで、
 やすまり、いやされる」 
              (野口三千三)

この中で一番困難な事は、
「優しさという生き物になりきる」ことです。
これは、からだの動きを行う時の向かい方を言っています。

具体的な動きの中で、からだの実感と共に捉えていけば、
「優しさという生き物になりきる」ことは
困難ではなくなります。

運動を外側から見た形でとらえ、
その通りにやろうとする向かい方は、自分の条件や、
今のからだの状態などそっちのけになります。

さらに、
より高く、早く、強く…と数値を定めて
挑戦していくやり方は、まるで
からだを奴隷のように主人に従わせようと
ムチ打っているかのようです。
動きをする人もその動きも共に優しくなれるのは

優しさという生きものになりきったとき」です。

目的主義もそれを達成しようとして頑張りたくなります。
頑張れば頑張るだけ力ずくになり目的から遠のきます。

動きをやって行く中で様々なことが発見され、
それに応じて変化させて行くことが大切です。
からだの言い分に耳を傾け聴き入ることが出来るのも
「優しさという生きものになりきったとき」です。


「からだの中での対話を繰り返し、
 どんな小さな不平不満も取り上げて話し合っていく。
 思いのほか好意的意見が多いものである」
                  野口 三千三

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