Naoki Shimohakamada

自由業。音楽と歴史への思索。

Naoki Shimohakamada

自由業。音楽と歴史への思索。

最近の記事

Take The First Train

朝早くの電車に乗って街を出よう いつもと違う光景に紛れて抜け出すのさ 仲間はあの一撃で眠ったままだ 置き去りにする悲しみは次の世界で話すだろう いつかこの街の退屈さが いつか幸せだったと振り返る時が来る 同じ志を抱いていても 小さい違いが深くなる 乗り越えられないのなら離れてしまうのもいいさ 朝早くの列車に乗って各駅停車に乗って いつかこの街の退屈さが いつか幸せだったと振り返る時が来る いつかこの世界の ありきたりの毎日が 次の世界で得られることを信じる 朝早

    • September Bird

      煩わしい身近な夢は何も生み出さない 多くの人が気づいたのさ、でもそれだけかもしれない 渦巻く闇の向こうから、灼熱の風が届く 緑が揺れて陰を生み、ここで新しい力が生まれる 孤独な旅を続ける俺たちの希望は この星を離れて、遥か向こうの闇を目指す 暑さ寒さが彼岸を行き交う 羽のない鳥のようにここで見ているだけ 聞こえるかい、誰かのささやきが 聞こえるかい、他愛も無い言葉さ 信じられるかい、誰かのささやきを 信じられるかい、愛の無い言葉を 孤独な旅を続ける俺たちの希望は こ

      • Rusty Star

        頭上に広がる時空の河が 俺だけ歩く道に流れてくる 多くの出来事が体を過ぎていく 砕けて散ってまだらに浮かぶ 流れていくよ、俺たちの星が 青白いさびを周りに落としながら 夢を燃やした真夜中のカーニバル 尽き果てぬ欲望をここに唾棄して 見上げた空に、俺たちの星が 輝き果てて、今にも落ちてくる 流れていくよ、俺たちの星が 光は尽きても、さまよう旅は続く  タイトルにあるRustという単語を知ったのは、Neal Youngの「Rust Never Sleeps」であり、「

        • On The Bottle, In The Battle

          光は小さき夜を超えて 暗い闇に馴染みながら それだけで過ごせる それだけで十分さ 明日が今宵の続きならば 言葉も聞こえぬ世界で 激しい音だけが聞こえる それだけで過ごせる それだけで十分さ 明日が今宵の続きならば  この曲の歌詞は短くて、また能弁でもなく、色々なシチュエーションを思い描くことができるかもしれない。書いた当人としては、絶望していない多大な疲労感、という感じだ。幸いにも、絶望まで追い込まれたことがないので、絶望というものがわからない。わからないけど何故か疲

          Songs Of The Hope

          僕等の言葉は時に容易く 時代の重みに試される 行き場を見失い漂う時は 心の中の声を聞いてみるのさ 僕等の声は時に力を得て 時代のゆがみを正そうとする 誰もの声が地に溢れて 誰もの声が空へ浮かび上がる 僕等の声は時に優しく 時代のゆがみを正そうとする 希望の唄が地に溢れて 希望の唄が空へ浮かび上がる  この曲のタイトルは、直訳すれば"希望の歌"である。グーグル日本語辞書によれば、希望とは「未来に望みをかけること」である。同じく、未来とは「まだ来てはいない時」であり、それは

          Query Of The Eternal Cycles

          繰り返す毎日の日々は 何も変わらないようさ 言いかけた言葉を 心から地に深く押し込む 迷い続けている 世界で生きている 忘れたくない言葉を 心から地に深く押し込む 降り注ぐ光を受けて 根を張り芽を出す 幾年の風雨を耐え 答えはそこにある 砕け散った希望を 拾い集めて 信じられる言葉を 心から地に深く押し込む 降り注ぐ光を受けて 根を張り芽を出す 幾年の風雨を耐え 答えはそこにある  この曲のタイトル"Query Of The Eternal Cycles"を、Goo

          Query Of The Eternal Cycles

          Journey Of The Gene

          時を超えて海を越えて 陽が落ちていく向こう側に 救いはあるだろうか 時を超えて空を越えて ボクのカラダの中で 高鳴るものは誰が与えてくれるのか 親しい闇と温かい光から 細いステキな流れを受けて 時を超えていく 親しい闇と温かい光から 細いステキな流れを受けて 時の向こう側の君と 時のこちら側のボクが 重なり合うよ 重なり合うよ  かなり小さい頃から歴史に興味があって、昔はどうだったのだろう、と思うことが多い。それを自分に向けてみると、父母、祖父母、云々とたどり、歴史

          Day By Day

          また、明日が来る いくつもの、Day By Day それでも、明日は来る 数えきれない、Day By Day ゆっくりと目を開けよう 力が沸き上がるのを待つ為に また、夜が来る いくつもの、Night And Day それでも、夜は来る 君と会える、Night And Day そっとそっと起き上ろう 忘れたくない思い出の為に また、明日が来る いくつもの、Day By Day それでも、明日は来る 君と会える、Day By Day  この曲について書こうと思った時に

          Folklore Of The Air

          誰もが信じている夢の行方は この街のどこかに隠されているのか 多くの欲望と少なくない絶望と 転がり果てた希望の燃え残り 聞こえてくるよ、ビルの話し声 聞こえてくるよ、生まれる時代の唄 誰かが口ずさむ、生きてるリズムで 誰かが口ずさむ、抜け殻のリズムで いつのまにか子供だけの街 喜びも知らず悲しみも知らない 聞こえてくるよ、ビルの話し声 聞こえてくるよ、生まれる時代の鼓動が響き続ける あの時代、この時代、誰もの時代の唄が 誰もが信じている夢の行方は この街のどこかに隠さ

          To Be Rock Over To Be Sand

          巨大な壁の前で心を静めて 今、始める時が来ている 浮かび上がる姿を見据えて To be rock, over to be sand. もう何度も経験しているはずさ その時を思い出せばいい 身を岩のように心静かに To be rock, over to be sand. 岩の壁に思いを打ち込み 砂のように崩れ始めた 巨大な壁は壊れていくはずさ もう何度も経験している 時が岩を砂に変えるように To be rock, over to be sand.  この曲は、かつての

          To Be Rock Over To Be Sand

          For Some Reason

          夜の星を眺めていると 今ここにいる理由を失くす 明日を生きる理由がいくつかある でも、その先々までは持っていない 暗い闇の向こう側から 光の理由が届いてくる 陽が毎日昇るように 理由を得られるだけで 月が満ちて欠けるように 毎日が繰り返されるだけで 明日を生きる理由がいくつかある 陽が昇るように次の理由を探そう  この曲は、英国や米国の影響を感じない和風なロックナンバー、である。と、いうより、和製フォークの演奏をロックミュージックの楽器で演奏している、と言った方がい

          Life On One Way

          多くの分かれ道で思い迷って 選んだ道を歩いているはずさ 誰も邪魔できない Life On One Way 誰が邪魔をしても Life On One Way 身体は一つで眼は二つ でも、二つの道を歩けやしないさ 誰も邪魔できない Life On One Way 誰が邪魔をしても Life On One Way 携えてきたものは、喜び、怒り、悲しみ 踏みつけてきたものは、楽しき明日への今 多くの分かれ道で思い迷って 選んだ道を歩いているはずさ 誰も邪魔できない

          Have A Long Way To Go

          たった独りだけで生きているような 世界の上にも陽は照らす ひとつひとつの当たり前の事実が 仲間のように身近に感じられる 寂しさだけを味わっているような 時間は過ぎ去り夜は来る たった独りだけで目を閉じて もうひとつの世界へ身を任せて 誰もが持ってる もうひとつの次元へ 巡る場所も知れない 長い道をゆく ゆく先も知れない道を歩いている 新しい緑の中を古い命でゆく 世界は巡り時間は過ぎ去り 多くの出来事は溶けていく 誰もが持ってる もうひとつの次元へ 巡る場所も知れない

          Have A Long Way To Go

          Homeward

          真白い夢の底から起き上がり 歩き始めたのはいつからだろう まぼろしな時代は自ら崩れ去り 誰もが孤独をまとい生きている この道は遠いボクの街へ続く この未知を背負いながら歩いている 倒れた老人を子どもが支えてる その周りで多くの人が見ている 風が巻き上げた砂埃と共に消え 長い歴史の巻物が転がって行くよ この道は遠いボクの街へ続く この未知を背負いながら歩いている この道は遠く見える山へ続く この未知を背負いながら考えてる この道は遠いボクの街へ続く この未知を背負いなが

          Only Time Will Tell

          いつもの場所を巡り いつもの繰り返し これから先を案じて 安い酒で酔う 街の光がいくつも重なり ステンドグラスに 照らされた気持ちさ どこからか声がする いつもの言葉が聞こえる 中身のない掛け声で 偽りを正しさに変える いつか、時はそれが何なのか 告げてくれるだろう でも、いつも同じ 同じことを繰り返す 街の光がいくつも重なり 時はそれが何なのか いつか告げてくれるだろう  普段の生活から出てくる歌詞は、酒に関わることが多い。そういう生活だったからだ。約20年ほど一

          Four Direction

          あの時から長い時間が過ぎている 見え透いた嘘ばかりが世を覆っている ホントのことを知りたくないのだろう ホントのことは君の足下で穴になる 北へ南へ西へ東へ 風に金に吹かれて漏れたコトバを吐く あの時から同じような空気がうねる 偽りと正しさの隙間が膨れ上がる 狂ったつぶやきが嘘を埋めていく 狂った嘘がつぶやきに浮かんでいる 北へ南へ西へ東へ 風に金に吹かれて漏れたコトバを吐く 上を向いて来る時を待つ 下を見てこれから行く道を見る 右へ手を広げ、左を指差す ボクが生きてい