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油にまつわるエトセトラ その2 ~授業書《あかりと文明》でのアナザーストーリー~
仮説実験授業を簡単に(私の言葉で)まとめると・・・
●普段机に向かって静かに勉強するのが苦手な子達でも楽しめる!
●大人になっても「あの授業楽しかった」と言ってもらえる!
●誰でも同じように授業ができて、やってる教師もわくわくしちゃう!
ということが実現できる、本格的な科学の授業です。
仮説実験授業の進め方はこちらの動画をご覧ください。
《あかりと文明》をやっていた時のマンガ資料を「油にまつわるエトセトラ」としてまとめています。
さてさて、今回は…
3.油が…💦
(前回の話の続き)
全く同じエゴマ油を購入し、
エゴマ油が2本になってしまった私。
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ちょっと値段は高いけど、きっとαリノレン酸の量が多いはず‥
![](https://assets.st-note.com/img/1714833148054-64xg4cN0lg.png?width=800)
わくわくしながら段ボールを開きました。
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値段が高いからといって、リノレン酸が多いというわけではない…😭😭
4.灯心について
困った私は、《あかりと文明》著者・阿部徳昭さん(宮城・小学校)に連絡しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1714833381123-iPK0G37OVv.png?width=800)
阿部さんからはこんな返信が。
![](https://assets.st-note.com/img/1714833431269-XIbsmYqpqb.png?width=800)
どうやら、灯心部分の長さ のようです。
というわけで、さっそく実験!!
![](https://assets.st-note.com/img/1714833478967-fh9SrpOQtC.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1714833515620-2sBq1M9DBW.png?width=800)
アルミホイルケースから1㎝ほど出して火をつけてみてください。
そして、ティッシュ灯心を燃やしているとだんだん短くなるので、
ピンセットで調整しながら1㎝をキープしていてください♪
もし心配でしたら、
「どんな油でも燃やしはじめはススがでることがある。炎が安定してから1㎝の灯心を出して判定すること」
と伝えてから実験を始めていいと思います。
そして条件としては、
「風があるところで燃やすと、どんな油でもススがでるため、できるだけ〈風のない状況〉にするといい」
のだそうです。
※「どんな油でもススがでる」については、授業書《あかりと文明》【ふろく3】油の分子のすがた を読むとわかると思います♪
そもそもティッシュ灯心って何?って思った方もいらっしゃるのでは?
ティッシュ灯心は、ティッシュで作った灯心です。
2枚重ねのティッシュペーパーを16等分して切り、
そのティッシュペーパーを強くねじってヒモのようにします。
《あかりと文明》の問題では、
このティッシュ灯心を燃やしながら、実験を行います。
※詳しい作り方は、授業書《あかりと文明》に掲載しています。
さてさて、『いたずら博士の科学だいすきーあかりと油』(板倉聖宣・阿部徳昭著 小峰書店)には、このように書かれています。
◆あかりと灯心
江戸時代に灯心に使ったのは,イグサという植物の茎の髄(ずい)です。イグサというのは,畳表に使われる植物です。
〈イグサの灯心〉は現在でも仏具店などで手に入れることができます。イグサの髄は〈きめ細かいスポンジ状のヒモ〉で,油をよく吸い取ります。平らな皿に油を入れ,灯心を1本入れて火をつけてみます。するととても火が暗く小さい感じがします。しかし火に近づけば文庫本でも読むことができます。
ティッシュ灯心は、
〈江戸時代の灯心=イグサの髄〉の太さと同じです。
江戸時代の人達が実際に油をあかりとして使っている…という条件で
考えてもらえるといいかも?って思います。
(その3につづく)
2024年4月に、仮説実験授業《あかりと文明》の電子版ができました!
授業書《あかりと文明》はこちら↓
私は、授業書《あかりと文明》が大好きです。
《あかりと文明》は5・6年で実施しています。油の歴史や分子構造なども学べますし、文明の発展についても学ぶことができます。授業が終わった後の余韻がなんともいえない♪たのしく学べて賢くなれる授業書です。総合的な学習の時間などでできる授業書だと思います。
*題名は、PUFFYの曲「渚にまつわるエトセトラ」を拝借しました。
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