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【資産形成】年金を追納した話

こんばんは、のんです。
先日、学生納付特例で猶予されていた年金の一部を追納しました。
検討経過の記録も兼ねて書いてみたいと思います。
(※2023/1/17に編集の上再公開しました。)

0.ご留意いただきたい点

今回の記事について、実際の支払金額や還付金額に基づき、内容に誤りがないよう細心の注意を払って記載しておりますが、この道の専門家ではありませんので、誤った認識を持っている部分もあるかもしれません。
お詳しい方、お見苦しい点がありましたら申し訳ありません。

一方で、私が追納についてあれこれ検討している間、なかなか「実際に追納した」という方の記事に出会わず(たまたま?)、もしかしてどなたかのお役に立つこともあるかもしれないと思いましたので、本記事をアップさせていただきます。

1.年金追納を考えたきっかけ

今回「年金を追納しようかな」と思い至ったのは、iDeco加入を検討したことがきっかけでした。
iDecoを始めるより先に、年金の納付猶予分や未納分があったら追納した方が良い」という趣旨のネット記事を見かけ、気になったので調べてみました。

2.年金追納の効果

日本年金機構のHPによると、年金追納の効果としては以下2つがあります。
効果① 老齢基礎年金の年金額が増える(満額支給になる)
効果② 社会保険料控除により、所得税・住民税が軽減される
(引用元)https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/menjo/20150331.html

私のケースだと、効果①②について、それぞれ以下のような結果でした。

効果①→今回の納付(28か月分・約40万円)で試算すると、社会保険料控除も加味した上で、受給開始後約10年で追納金額分をペイする計算になりました。それなりに長生きしないと、ただ未来に向けてボールを投げただけになってしまいますね💦(祖母やこれからの父母の年金の財源になると思えば、それも悪くはないですが。)

効果②→確定申告で約6万円の還付を受けました。

3.検討にあたって考えたこと

年金制度については、2000年の法改正で受給開始年齢が65歳に引き上げられて以降、2022年4月から繰下げ受給の上限が75歳まで延長されるなど、制度の維持継続に向けさまざまな施策が練られており、今30歳の私が受給する頃にはどうなっているんだろう、、という気持ちは正直あります。

ただ、出口治明さんの『働く君に伝えたい「お金」の教養』(ポプラ社)の中で「大手銀行は2割程度が日本国債で占められているため、国債が紙くずになれば、政府が倒れる前に金融機関が破綻する。近代国家においては、その国以上に安全な金融機関など存在しないのである」という一節に触れていたこともあり、資産を預けておく先としてまずは年金を満額に近づけておこう、という決断をしました。
それでも、減額支給された場合は自分で民間金融機関で運用していた方が総資産額は高くなる可能性もありますし、若い世代では追納の選択をする方のほうが少数派なのかもしれません。

いずれにせよ、年金制度が続いてくれないと「老後2000万円問題」どころの話ではなくなってしまうので、未納分の解消は社会にとって良いことだった、と思いたいです。(大げさですね)

なかなか地味なお話でしたが、最後までお読みいただいた方ありがとうございました。それでは。


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