私、占い師をしております。
そうやって言えるようになるまで、ずいぶんかかりました。
ぶっちゃけ、まだ言えてない人もいる。そう、父親。
占い師、って響きが怪しい。
何それ、儲かるの? とか。
何それ、詐欺師? とか。
私が占いで助けてもらったことがたくさんあって、
占いって良いツール! って思ってるのに、
『占い師って“普通”ではない』って思ってることを発見してしまった。
カウンセラーなら“普通”なのか。
整体師なら“普通”なのか。
会社員なら“普通”なのか。
誰よりも“普通”を拒んできたくせに、
誰よりも“普通”であることを望んでいる自分がいた。
ショックというか。
残念というか。
『あー、うん』というか。
未来なんか読めませんよ、占い師は。
超能力者じゃないからね、占い師は。
そう言って守ってたのは、
自分の中の“普通”という枠組みだった。
未来なんかわからない。
だから今に集中しろ。
そう言って、でも未来が不安だわ。
って今を見ないようにしてた自分。
ダサい。ダサすぎる。ダサすぎて涙が出る。
悔しい。
辛い。
生きるのって、なんでこんなに難しいの。
なんてことはない。
難しくしてるのは、私自身。
“普通”で良いし、“普通”じゃなくても良い。
それを決めるのは赤の他人じゃなくて、私自身。
悔しいのは、私。
そんなこと言われて悔しくなって、
腹立たしくて、今に見てろよ、このクソが!
って、ガンバレルーヤのよしこ ばりに吐き捨ててる。
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