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絶対音感について

まず絶対音感とは何だということですが、

外的な基準音と比較せずに特定の音の音高を特定できる,あるいは指定された音高を作り出すことができる能力のことである

らしいです。

例えば、ピアノのA(ラ)の音を聞いたときに、ヒント等が与えられずに「A(ラ)だ!」と答えられるようなことを指します。

大学の認知心理学の授業でその説明を聞いたときに、「それ誰でもできるんじゃないの?」と思っていましたが、どうも違うみたいで不思議な感覚を覚えました。

今回は絶対音感とその周辺領域について少し気になったので、ちょっと調べてみました。

絶対音感と相対音感

絶対音感は冒頭に書いたとおりです。

相対音感とは?あまり耳にしない言葉だと思います。私も大学の授業で知りました。

相対音感とは、

与えられた基準となる音を手がかりとして音を識別する,文字通り音の高さを相対的に位置づける聴き方

だそうです。また、

相対音感を持つ者は音の高さを比較することはできても,絶対音感を持つ者のように音名を特定することはできない

とのことです。

ピアノのC(ド)の音だけ聞かされても「何の音…?」となってしまうのかなと思います。

別に絶対音感なんていらないよ

あまり意識もしていなかったし、どうとも考えていなかったのですが、恐らく私は絶対音感があるのだと思います。

楽器の音を聴いて、それが何の音かも分かるし、なんなら、日常音で許容範囲内の音程であれば、その音高を言い当てることもできます。ピアノをやっている人はみんなできるようです。

個人で楽しむ目的で、Musescoreで楽譜を作ることがあるのですが、自分の作りたい音を頭の中で想像して、それを楽譜にすることはできます。

楽譜を読んだだけでどんな曲かが分かって頭の中で曲が再生できます。

あとは、音痴な歌手をディスったりできるくらいですかね。

それができたから何だって話なんですよね。

絶対音感の過大評価

あるサイトでは「絶対音感は特殊な能力!」とか、「絶対音感は人口の1%程度しか有しない」みたいなことが書かれていますが、別に持っていたところで就職に有利になるわけでも収入が増えるわけでもないし、絶対音感を持っている人はもっといると思うしで何だか過大評価が過ぎる気がします。こんなものなくたって音楽は十分に楽しめます。むしろない方が余計なことに囚われずに楽しめるのかも。

ネットで調べてると、絶対音感を身につけさせることに重きを置く音楽教室や学会があるみたいで、そんなことに命かけてどうするのwという感じでした。絶対音感を「才能」扱いしている界隈もあり、流石に鼻で笑わざるを得ませんでした。なぜそのような能力が身につくか、というプロセスは興味深いと思いますが、実際身についたものに有用性を感じることができない私でした。
絶対音感があってメリットを実感できた方、是非教えてください。

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