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キミは「ドムドムバーガー」を知っているか?<東京編>

みなさんは「ドムドムバーガー」というファストフードチェーン店をご存じでしょうか?

実は日本で最初のファストフードチェーンだったりするんですが、それも疑わしいくらいファストフード界では地味なポジションにいるドムドム。

ドムドムバーガーは、ダイエーのオリジナルブランドで、ダイエーのフードコートに訪れたりすると出くわします。

子供の頃、家族でダイエーで買い物した時なんかは、よくドムドムで休憩したものです。

しかし、そのダイエーもイオンの子会社化が決まり、2018年には完全に「ダイエー」という名前のお店はなくなるとの事。

一体どうなってしまうんだ、ドムドム!

いっそ無くなる前に、色んな思い出をくれたドムドムを巡ってみたいと思います。



■関東にドムドムはいくつあるのか?

【東京】(4店舗)

ダイエー碑文谷店(※閉店)・ダイエー赤羽北本通り店・マルエツ大泉学園店・ダイエー小平店

【千葉】(7店舗)

マルエツ安食店・マルエツ蘇我南町店・マルエツ稲毛店・マルエツ東習志野店・マルエツ北柏店・茂原アスモ店・野田運河プラザ店

【埼玉】(1店舗)

マルエツ蕨北町店

【神奈川】(10店舗)

ダイエー横須賀店・ダイエー上溝店・ダイエー三ツ境店・アツギトレリス店・マルエツ綾瀬店・マルエツ柿生店・ダイエー金沢八景店・ダイエー東戸塚店・ダイエー戸塚店・ショッパーズ横須賀店

【茨城】(1店舗)

マルエツ岩井店


神奈川のドムドム率の高さに驚きを隠せません。

1つの県に10コもドムドムがあるなんて贅沢ですね。(?)

しかし、一つずつ住所を調べてみると、駅から徒歩で行けない場所が多く、バスが必要になってきます。

それに茨城とか本当に辿りつけんのかコレ…という距離。

うーん、とりあえず僕が住んでる東京から攻めていくとしましょう。



■ドムドムバーガー ダイエー小台店

この日は寒波が押し寄せて、雪もチラついた仏滅某日。

西武多摩湖線・八坂駅から徒歩5分ほどのダイエー小台店へ。

ダイエーグループながら「ダイエー」から名前を変えて営業している店舗も全国的に少なくないので、純粋な「ダイエー」に訪れると新鮮な気持ちになれます。

(マルエツ、グルメシティ、グルメマーケット・・・などなど。聞いたことあるでしょう、奥さん?)

ドムドムバーガーは、たいていフードコートに連なる店の一つして組み込まれてることが多いです。

ドムドムありました。

「Bakery」とあるように、この店舗はハンバーガーに加え、ベーカリーも販売してるようです。

おいしそうなパン。

ファストフードが出すパンだからといって奇を衒ってるワケでもなく、割とごくフツーなラインナップです・

ランチセット500円。

曜日によってハンバーガーが日替わりになるセットです・

お腹が空いていたので、ランチセットを注文。

今日の日替わりハンバーガーは甘辛チキンバーガー

うまい。「甘辛チキン」という言葉通りの味。

予想を上回ることもなく、下回ることもないうまさ。普通。

これは褒めていないようで、すごく褒めていて、世の中なんでも「普通」が一番難しいんだよな、と甘辛チキンバーガーを食して痛感しました。

(※実際はマスクはずして食べてます。)

レシート、渋っ!

ファーストフードで買い物したとは思えない硬いロゴ。



■ドムドムバーガー ダイエー赤羽北本通り店

東京メトロ・南北線から歩くこと10分。

おもいっきり工事中の装いですが、営業はしていました。

(JR赤羽駅から程近い「ダイエー赤羽店」とは違う店舗なので要注意です。)

ドムドム、発見。

おやつ時だったのか、結構なにぎわい。

コチラのドムドムは、クレープの取り扱いもあるようで、店員さんがその場で生地を焼いてくれます。

思わず見てしまう。

実演販売の要素があるファーストフードもなかなか雰囲気あってイイですね。

こちらもおやつを頼もうと「シャカリポ」を注文。

「シャカリポ」ってどんな略し方なんだろう?

「シャカポテ」とかでもなく、「シャカリポ」。

“リポ”は何からきたの・・・?

待つこと5分、「シャカリポ」降臨。

(トレー左はホットココア。)

『「シャカ」っとふって「カリ」っとおいしいポテト』をギュッとして、「シャカリポ」なんですね。

バターしょうゆ味を選びました。

袋を開いた途端に広がるバターの香ばしい匂いに、思わず小さくガッツポーズ。

うまい。

いや、相変わらずレシート渋っ!!



■ドムドムバーガー マルエツ大泉学園店

ダイエーだけでなく、かつてはダイエーの子会社であったマルエツにも店舗があります。

西武池袋線・大泉学園駅からバスで5分ほどのところにあります。

この重厚な壁の向こうにドムドムがあると思うと胸が高鳴ります。

店内はこんな感じ。

非常にゆっくりとした時間が流れてます。

レジ前にはスペース感溢れるミッキーだるま。

何にせよ、めでたそうなのでOKです。

会社や学校でよく見かける感じのカレンダーが。

ファーストフードにこれがかかってるセンスに脱帽。

過度な地域密着型に大興奮です。

破れた椅子カバーはテープで修理。

もはや実家です。

気になるレシートは・・・

なんとドムドムのロゴ入り。

これが普通なんだと思うけど、渋いレシートばかり見せられてきたからか、レアリティを感じます。



■ドムドムバーガー ダイエー碑文谷店

都内のドムドムの最後を飾るのは、「有名人の集まるダイエー」でおなじみダイエー碑文谷店。(※2016年4月閉店)

東横線・学芸大学駅から洒落た住宅街を15分ほど歩くと見える、溢れる立派な建物こそ、ダイエー碑文谷なのです。

ベンツ、マセラティ、プジョーに囲まれていて、思わず足がすくみそうな立地です。

ドムドムはだいたい1Fのフードコートに存在しているのですが、こちらの店舗は7F。

ラスボス感。

ありました、ドムドム。

お昼時というのもあって、フードコート全体がそこそこ賑わってます。

他の店舗と比べてずいぶん活気があるし、何しろ店内の明るさが段違いです。

さすがの碑文谷でもレシートは渋フォント。

でも、ここが碑文谷だと思うと、このフォントもちょっと品が良い渋さに見えてくる…気がする。

そういえばさっき通ってきたところにこんな通りがあった。

ゴムパンツストリート。

サイズがほぼデカい。

でも、ここも碑文谷だと思えば、品の良いゴムパンに…は見えないか。

見えないか。


<おしまい>

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