天才を作る油とバカを作る油
こんにちは、SHINNです。
タイトルの過激なタイトルに衝撃を受けた方は大変多いと思いますが、これは比喩表現ではなく本当の話です。
僕自身もあまりバカという表現は好みませんが、その一方で多くの方がこの記事をきっかけに正しい知識や危機感を持って頂きたくあえてこの様なタイトルをつけさせて頂きました。
では良質な油と体に悪い油(又は身体における油のバランスが悪い)ではどの様な違いが生まれるのでしょうか?
まずはそこを見て頂けたらと思います。
身体に悪い油を摂取してる場合
認知症、集中力、記憶力低下(物忘れ)などの脳機能低下のリスクが高まる
鬱、不安、苛立ち(キレやすい)など精神的に安定しない
花粉症、慢性鼻炎、原因不明なアトピー等の皮膚疾患などを抱えている
風邪などの体調不良になりやすく、なかなか治らない
などです。
これに関してはおそらく多くの方が“自分が当てはまっているとは思わない”方の方が多いかと思います。
僕もそうでした。しかし、
実際に健康的な生活に目を向け改善してから数年経つ今になってそれより前の自分は間違えなくこれらに当てはまっていたことが分かります。
多くの方は今の状態を“普通”や、これが自分の“個性”や“性格”という認識を持っていると思いますが、油やその他僕が普段からお伝えさせて頂いてるホルモン分泌を意識した生活をすると自分でもびっくりするぐらいに人格(性格)や脳機能(頭の良さ)に大きな変化を感じます。
では、次に良質な油を摂取した時のメリットに関しても触れていきます。(大体は先ほどの逆です。)
良質な油を摂取してる場合
集中力や記憶力などの脳機能が高い
メンタルが安定してる又は考えが柔らかい
免疫力が高く体調不良になりにくい
肌や髪にツヤや潤いがある
などです。
「油を変えるだけでそんなだけ変わるの?」って感じる方も多いと思いますが、それに関してはなぜ油を変えるとこの様な変化があるのかを後述させて頂きますのでご安心ください。
また、油というと「身体に良くないからあまり取らない方が良いんだよね?」という認識を持たれている方もいるかと思います。
しかし、実際には油というのは大変多くの役割を持っていて身体にとっては必要不可欠な栄養素となります。
それでは1つ1つ詳しく油の機能や選び方を見ていければと思います。
油(脂質)の役割について
油には以下の様な役割や機能があります。
細胞膜、血液、ホルモンなどの材料となる
脳や神経の機能(記憶力や判断力など)を正常に保つ
体温の維持
肌や髪の健康維持
身体のバリア機能を正常に働かせる
等です。
その為この記事の冒頭で触れた様な“身体に悪い油を摂取してる場合”に当てはまる方は摂取する油を改善することで症状の改善や身体や脳機能のより良い状態を作ることが出来ます。
また油に関しては、良い油を取ることも重要ですが、それと同じぐらいバランスよくいくつかの油を摂取することがとても大切になりますので次章ではそこに関して詳しく触れていきます。
栄養(油)のアクセルとブレーキについて
これは摂取する栄養素すべてに言えることなのですが、栄養素というのは“〇〇をたくさん摂った方が良い!”というものはなく、基本的には全てバランスが大切となります。
身体には“ホメオスタシス”という機能が備わっています。
これは身体の体温や血圧、血糖値、気分などをある程度一定に保つ為の機能です。
その為身体や心が健康的で過ごせるのはこのホメオスタシスが正常に機能している証とも言えます。
要は、
ホメオスタシスとは身体における“運転手の様な役割”と覚えておいて頂けたらと思います。
そしてこのホメオスタシスが正常に機能する為にはアクセルとブレーキ両方の栄養素が必要となります。
車であればスピードを出しすぎたらブレーキを踏んで減速をし、スピードが遅すぎたらアクセルを踏んで加速をする様なイメージです。
そして今回の記事の主題である油もその種類によってアクセルの役割を持つものと、ブレーキの役割を持つものに分かれています。
しかし、現代人は今の生活習慣からそのアクセルとブレーキの栄養比率が崩壊してしまってるが故にあらゆる身体的、または精神的異常をきたしているわけです。
では、次章では油の種類とその役割に関しても詳しく触れていきます。
油の種類とその役割に関して
油には大きく分けて“飽和脂肪酸”と“不飽和脂肪酸”の2種類があります。
ここではあまり内容を複雑化させたくない為、
飽和脂肪酸=常温で固形な油(動物肉の油やバター、ラードなど)
不飽和脂肪酸=常温で液体な油(サラダ油、菜種油など)
程度に覚えて頂けたらと思います。
強いて言えば飽和脂肪酸の摂りすぎは心血管疾患のリスクを上げる要因となるので摂りすぎ注意という部分だけ覚えて頂けますと嬉しいです。
そして本題に戻りまして、その中でも不飽和脂肪酸は3種類の脂肪酸によって分類されています。それぞれ、
オメガ3脂肪酸
→亜麻仁油、えごま油、魚などオメガ6脂肪酸
→サラダ油、大豆油、ごま油などオメガ9脂肪酸
→オリーブオイルなど
の3種類です。
そして、この中でオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は“必須脂肪酸”とも呼ばれており、体内で生成することが出来ない為食事等でバランスよく摂取する必要があるとされています。
逆を言えばオメガ9脂肪酸は体内で合成することが出来る為、そこまで意識的に摂取する必要はないと言えます。(先ほど説明した飽和脂肪酸も体内で合成出来る栄養素です。)
では先ほど挙げたオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の役割についても簡単に触れていきます。
これら2つの脂肪酸は真逆の役割を持っており、まさに身体の中のアクセルとブレーキになっているのでそこにも注目して見て頂けたらと思います。
オメガ3脂肪酸
抗炎症作用
細胞膜を柔らかく、しなやかにする。
血圧を下げる
脳の健康と機能向上
視覚の健康向上
などです。
次にオメガ6脂肪酸の役割も見ていきます。
オメガ6脂肪酸
炎症作用
細胞膜を固く、強固にする
血圧を上げる
などです。
要は、オメガ6脂肪酸というのは身体にとっての外敵(菌やウイルスなど)が現れた際に、炎症を引き起こし外敵を倒す様な役割を持っています。
しかし、一方でこのオメガ6脂肪酸が体内に過剰にある状態だと身体にとっては必要ではない炎症作用を引き起こすことで、アトピー等の皮膚疾患や鼻炎や花粉症。原因不明のイライラなどを引き起こしてしまう訳です。
オメガ3とオメガ6のベストな比率について
ここまでオメガ3とオメガ6の役割について触れてきましたが、これらの油にはベストな摂取比率が存在します。それは、
オメガ3脂肪酸1に対して、オメガ6が2~4
という割合です。
ちなみに現代人はこれらのオメガ3とオメガ6の比率が、1:10~1:20ぐらいの比率になってしまっているとされています。
これを見た時に現代社会に認知症や高血圧患者、花粉症などを抱える人が多いのはここにも大きな原因があると考えることができます。
また、オメガ3脂肪酸は単価が高く熱にも弱い為、普段外食で魚を食べない方なんかはかなりこのバランスが崩壊している可能性が高いです。
僕自身は学生時代やその卒業後しばらくは、毎日が低単価でお肉がたくさん含まれている食事ばかりで魚や野菜は一切食べていなかったのでオメガ3脂肪酸はほとんど0だったと言っても過言ではないと思います。
人体に最悪な油“トランス脂肪酸”とは
トランス脂肪酸(人口型)とは植物油脂に水素を添加することによって作られた油の種類です。この油によってサクサクとした食感や油の消費期限延長。食品の製造コスト削減等が可能となっている油のことを指します。ではどの様なものにこのトランス脂肪酸が含まれているかをまずは見て頂けたらと思います。
ファーストフード(ポテトやチキンナゲットなど)
スナック菓子(ポテトチップス、クラッカー、ポッポコーンなど)
マーガリン、ショートニング
ケーキ
パン
クッキー
ドーナツ
ラクトアイス
など。
揚げ物やお菓子、加工食品の多くにはこのトランス脂肪酸が含まれています。
そしてこのトランス脂肪酸は身体にとって数多くのリスクがあることが認められています。
認知機能の低下(記憶力や学習能力)
アルツハイマー病のリスク増加
うつ病リスクの増加
脳の炎症
今までは栄養は何事もバランスが重要。という風にお伝えしてきましたが、その一方でこの章で紹介するトランス脂肪酸は身体にとって良いという研究は一切なく、100害あって1利なしの油です。
近年ではトランス脂肪酸の害を最小限にする企業努力や、「天然型のトランス脂肪酸であれば害は~」の様なものも見かけますが、トランス脂肪酸が含まれているとされている食品等はトランス脂肪酸以外にも身体を害する要因も多いため基本的には取らないに越したことないです。
バランスよく良質な油の摂取を特に意識したい人について
もちろんこの記事を読んで頂いている全ての方にはより良質な油を摂取して頂きたいと思いますが、ここでは特に意識的に摂取して頂きたいと考えている方を挙げていければと思います。
赤ちゃん~幼少期
子供の脳というのは3歳で完全に形成されるとされています。
そしてこの脳の約65%は油で出来ています。
油と脳に関する研究はあらゆるところから出ていますが、脳の記憶力や情報処理能力。また、性格までもこの油によって大きく変わるとされています。
そして大人であれば魚の摂取やお味噌汁やサラダにオメガ3脂肪酸が含まれている油の摂取は意識的に出来ますが、子供にオメガ3脂肪酸が含まれている油の摂取は大変難しいです。
その一方でお菓子には“トランス脂肪酸”が豊富に含まれおり、これらは脳機能低下やうつ病リスクの増加等の要因となります。
その為赤ちゃん~幼少期の期間に摂取する油は心身共に健康な脳や身体を育てる意味ではとても重要ということになります。
アレルギーや皮膚トラブルを抱えている方
アトピーや謎の皮膚疾患。慢性鼻炎や花粉症など。
これらの症状を抱えてる方の多くは病院や薬局等で薬をもらい、症状を抑えている方が大半かと思います。
もちろん場合によって薬がどうしても必要な瞬間というのはたくさんあります。
しかし、その一方で薬というのは強制的に炎症作用を止めることで症状を抑えています。
皮膚トラブルやくしゃみ、せきなどは様々原因はありますが、大きな原因の1つして体内に入った害悪な成分を体外へ排出する為にそれらの症状は起こります。
それを薬によって炎症を抑えるということは、身体がウイルス等と戦う為の炎症作用を強制的にシャットアウトするだけではなく、害悪な成分を体外へ排出することも出来なくなってしまいます。
更に言えば薬には副作用もあるので取らないに越したことはないのです。
その上で大切になるのが“原因の排除”と“良質な油の摂取”です。
要は原因の排除というのは身体にとって害悪な成分をなるべく摂取しないという部分となります。この部分に関してはお伝えしようとするとまた長くなってしまうので別の記事等で触れさせて頂けたらと思います。
もう一方の良質な油の摂取という部分においては原因の排除だけではなく、人の炎症作用を正常に機能させる為のどちらにおいても重要な要素となります。
その為アレルギーや皮膚トラブルを薬によって抑えるのではなく、根本的に治したいという方はぜひ良質な油への交換から行ってみてください。
ADHDや激しい物忘れ、脳機能向上をしたい方
ADHDや激しい物忘れ、また認知症なども様々な要因はありますが、油は特に大きな要因の1つと考えています。
時代の進化と共に人類は現在、
便利
安い
早い
がとても注目されやすい時代となっています。
そしてこれらの条件を満たす食事のほとんどは先述したトランス脂肪酸がほとんどの確率で含まれています。
僕自身も記憶力が本当に悪く、用事があって台所まで移動したのにその用事を忘れて他のことをして戻ってきてしまうなんて多々ありました。(笑)
しかし、こういった油や他の健康法を実践する上でそういった症状はかなり改善され、記憶力に関して明らかに向上したのが自分でも分かります。
身に覚えがある方はまず油を交換してみるのがおすすめです。
油の摂取方法について(おすすめの油について)
オメガ3とオメガ6のベストな割合は1:2~1:4という話をさせては頂きましたが、これを正確に測って実践することは基本的に不可能です。
そこでこの章では僕自身がどの様に油の摂取をしているかについてご紹介させて頂けたらと思います。
家での加熱調理用油について
我が家では加熱用の油として創健社さんから販売されている“カメリナオイル”という油を取り入れています。
カメリナオイルの脂肪酸の比率は
オメガ3脂肪酸→2
オメガ6脂肪酸→1
オメガ9脂肪酸→2
という割合で含まれています。
オメガ3とオメガ6のベストな比率は1:2~1:4とされていますが、外食や加工食品では基本的にオメガ6を摂取することを考慮すると、この油の比率は家庭内調理で頂く時にはオメガ6の比率を落としてくれる為ベストな比率だと考えています。
また、なんと言ってもこちらの油の最も優れている点は、
オメガ3脂肪酸が豊富に含まれているにも関わらず、加熱調理に使えるんです!!
これによってなかなかオメガ3脂肪酸を摂取する機会を作りにくい子供にも積極的にオメガ3脂肪酸を摂取させることが可能になるのです。
その為お子さんがいる家庭には特に!おすすめ出来る油となっております。
特にこちら↓で紹介しているカメリナオイルは他のカメリナオイルと比べ味のクセがなく、加熱、非加熱どちらをとっても使いやすい油となっていますのでぜひお試し頂けたらと思います。
ドレッシングなどの非加熱におすすめの油
前章では加熱用のメインの油としてカメリナオイルを紹介させて頂きましたが、僕自身が普段サラダのドレッシング用に使っている油も紹介させて頂きます。
僕自身は毎晩の食事のタイミングで必ずサラダを頂く様にしているのですが、そこでオメガ3脂肪酸の摂取とデトックスやミネラル補給を兼ねて亜麻仁油と岩塩をかけて頂いています。
先ほど紹介したカメリナオイルと比較しオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、ドレッシング等の過熱をしない調理においては最適な油と考えています。
しかし、亜麻仁油は酸化しやすいという特徴があり、長くても約2週間で消費しなくてはいけないのであまり摂取頻度の高くない方に関しては非加熱用の油も同様にカメリナオイルを利用する形で良いかと思います。
以下商品は亜麻仁油の中でも酸化を防ぐために遮光瓶を使っており、かつコールドプレスという精製方法を使っています。その為、栄養素を壊さず、有機溶剤などによって健康を害するリスクもない素晴らしい製品となっています。
その他の油の選び方について
ここまでは特におすすめの油として2点ほどご紹介させて頂きましたが、僕が今まで使ってきた油やその選び方の基準についてもシェアさせて頂けたらと思います。
コールドプレス(低温圧搾)
油には主に2種類の製法があり、1つは化学溶剤を用いた方法で、もう1つがコールドプレス(低温圧搾)という昔ながらの熱を加えず圧力のみで油を抽出する方法です。
この化学溶剤を用いた製法と有機溶剤を用いた油では油の質に大きな違いがありますのでその一部をご紹介いたします。
栄養素の保持
→化学溶剤を用いた油は高熱を加えて抽出するのに対し、コールドプレスは低温で油を抽出する為、熱による栄養素の損失が少ないです。特に、ビタミンEやオメガ脂肪酸など、熱に敏感な栄養素が豊富に残るとされています。化学物質不使用
→化学溶剤を用いた油は化学溶剤と油を分離、脱色などをする過程で多くの化学薬品を使用します。一方多くのコールドプレス油は、化学溶剤や添加物を使用せずに製造されています。味と香り
→熱を加えずに抽出された油は原料をそのまま熱を加えず押しつぶす為、味や香りには大きな違いが生まれます。酸化の低減
→油は熱を加えることで酸化してしまいます。その為化学溶剤を用いた油の場合は生成過程の中で既に酸化ストレスがかかってしまうと言えるわけです。一方コールドプレスはその名の通り低温での圧搾される為そういったリスクがない油となります。
などです。
他にも様々な選び方の基準はありますが、基本的にコールドプレスを用いて作られている油はその他の注意しなくてはいけない基準を満たしてることも多いため、そこまで気にする必要はないと考えています。
その他のおすすめの油について
上記ではカメリナオイルと亜麻仁油に限定してご紹介させて頂きましたが、味や風味などで様々な油を使い分けている方もいらっしゃると思います。
その為僕自身が使ったことがある油でおすすめ出来るものをご紹介していきます。
こめ油
こめ油は4割がオメガ9脂肪酸で構成されている為、加熱調理に向いている油の1つです。
また、こめ油は加熱によって油酔いを引き起こす成分が少ない為、揚げ物が苦手という方や揚げ物調理が多い方はぜひ一度お試し頂けたらと思います。
三和油脂 コメーユ
特殊な製法によりこめ油の強みであるγ-オリザノールや植物ステロールなどの成分が高く設計されている圧搾法でのこめ油です。
ベジタブルハート 築野 圧搾一番搾り国産こめ油
こちらはコメーユよりは安価ですが、しっかりと圧搾法で作られたこめ油です。
実際にも他にも利用している油はありますが、強くおすすめ出来るのはこちらの2点となっていますので、他の油の種類についてはまた追記していけたらと思います。
まとめ
人によっては今まで使っていた油よりかなり高額なものばかりが紹介されている。という印象を持たれている方も多いかと思います。
しかし、良質な油を摂取することは僕の中では味や風味以上により投資と捉えれる部分も多いと考えています。
例えば、
脳機能が上がることで勉強効率が上がり、時間をより有効に利用することが出来る。
皮膚トラブルや慢性鼻炎などによる通院や、薬による副作用のリスクを減らせる。
認知症や高血圧。脳血管障害などのリスクを下げ、健康寿命を延ばすことが出来る。
など。
油を変えることのメリットは多岐にわたります。
皆様がより心身共に健康的な生活になることを心から祈っております。
今回ご紹介した油類はこちら
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