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note癒える日本人

小学生のころ美術の授業で──

と書き出したが美術だったか?小学生の頃に美術はあったのか?ネットで調べてみると──ああそうだ図画工作だ。文字で見るとなんだか趣意が狭い言葉だし、図工って略し方もなんだかな。ズコウって頭悪そうだしな(偏見)

まあどうでもいい(経年)

小学生のころ図工の授業で似顔絵を描くことがあった。絵の具を使って思い思いに描いていく、その先生の授業では黒の絵の具は使ってはいけない。黒を使いたかったら自分で色を組み合わせて作るようにと毎回言われていた。「よく観察して色をつくりましょう」とよく言われ、今は無き「はだ色」という表現にも早くから疑問を呈していた。「はだ色なんてもんは、存在しないねんから自分のはだをよく見て色つくってください」授業中先生は図工室を歩きまわり各々に指導する(褒めたりアドバイスしたり)

黙々と描いているとある生徒に対して先生が「あんたなにしてるの?」と怒っているともとれる平坦な声で言った。その生徒は絵が上手な子で自由帳に漫画を描いていて、休み時間になるとクラスでまわし読みするほど人気だった。先生曰く「あなたが描いているのは似顔絵ではない、自分をデフォルメした絵だ。アニメ調の絵は絵ではない、もっと見たままを描きなさい」だそうだ。

これといってオチはないのだが、そんなことを思い出した雨上がりだった。

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