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新たな場所で、新たな人と出会う

いずれにしよ、新しい場所に出かけ、新しい人と出会うことが大切だ。

『WORK SHIFT』リンダ・グラットン著 P.323,10行目 より

今年の夏休みに読んだ『WORK SHIFT』で挙げられている「三つのシフト」の中で、私が1番気になったのは【第二のシフトー孤独な競争から「協力して起こすイノベーションへ」】という部分であった。私自身は「ビッグアイデア・クラウド」を築けているかというと微妙だが、「ビッグアイデア・クラウド」とはこういうものだろうかと考えるきっかけをくれたのは3x3 Lab Futureであった。

私は時々、3x3 Lab Futureで開催されるイベントに参加したり、お手伝いとして参加したりすることがある。9/9と9/30には「ふくしまフードラボ2023」が開催され、私はキッチンのお手伝いとして参加していた。イベント終了後、スタッフたちで打ち上げをしたのだが、その時に3x3 Labは不思議な場所だなと改めて感じた。様々な社会人がいれば、学生もいて、とにかく色んな人がいるのである。私は当日の手伝いだけだったが、たくさんの人が関わってできたイベントなんだというのが感じられた。

打ち上げでは、美味しいご飯を食べながら他愛もない話もたくさんしたが、真面目な話もあちこちから聞こえてきた。「次はこれをやりたい!」といった話をしている方もいて、これがビッグアイデア・クラウドの力だろうかなんて思ったりもした。また、打ち上げの途中でエコッツェリア協会の方に「楽しい?」と聞かれて、私は本心で「楽しいです!」と返した。周りを見てみると、社会人の方たちは"仕事"であるはずなのに、とても楽しそうであった。そこで、『WORK SHIFT』で描かれているシフト後の「働き方」とは、こういうことではないかと感じた。

色んな人と関わるのは楽しいんだ。これは、この約1年半を通してようやく気づいたことである。元々、自分は新しい場所に行き、新しい人に会うことが億劫なタイプであるが、自分の狭いコミュニティから1歩外に踏み出してみると楽しいことも多いことを知った。また、楽しいだけでなく、その方が新しいことに取り組める気もしている。来年の春から私は社会人となる。ついつい会社と家の往復だけという生活にならないか心配だが、新しい場所に行き、新しい人と出会えるようにこの先も動いていきたいと思った。


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