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【ドラマ】「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」前編


先日、たまたまNHKにチャンネルを合わせたら草彅君がドラマに出ているのを見かけたので途中から見始めたところ興味深い内容。
これは後でNHKプラスでちゃんと見なくちゃと思っていた。
さらに絶妙なタイミングでNHK広報局さんが、このドラマに関する記事をNoteに投稿されているのを拝見して、ますます見たくなってしまった。
その日のうちに視聴。

NHKのこのドラマへの思い入れとか、制作段階の背景を先に知ることでドラマへの理解や興味がより深まった気がする。
NHK広報局さんありがとう。

本物のろう者の方数人と草彅剛氏演じる荒井尚人との手話での会話の様子を見ていて、BGMもなく手話だからこその静けさにリアリティさが表現されているように見えたし、手話というコミュニケーションで意思疎通や会話が聴者同士の会話と何ら変わらない雰囲気で違和感なく進み、どんどん物語の中に引き込まれていく。

ドラマの中でコーダ(CODA)という言葉が出てくる。初めて知った言葉だった。

※ コーダ(CODA)
Children of Deaf Adultsの頭文字を取ってCODAという。
耳が聞こえない親、聞こえにくい親から生まれた、または育てられた、「聞こえる」子どものこと。

※NHK広報局さんの記事から抜粋

草彅剛氏演じる 荒井尚人は、CODAという役柄なのだが、ストーリーの中で彼の手話は懐かしい手話だというろう者の人がいた。

NHK広報局さんの記事にも記載されていたが
手話にも色々と種類があるようだ。

荒井尚人と会話していたろう者のはなしでは、聴者が使う手話は外国語のようで通じない事もあるというのだ。手話は共通の表現の手段だから、手話をマスターすれば普通に通じるのだろうと思っていたが、手話が使えたとしても、ろう者の方に通じない事があり得るのだということ自体驚きだった。
手話に対する既成概念が覆されたようなシーンだった。

人それぞれの表現力などもあるのだろうと思うが手話の世界も奥深いこと、手話の所作と表現力で会話するのは、外国語と同じひとつの言語という位置づけとして考えることが出来るのだと感じた。

また、NHK広報局さんの記事には個性という言葉が出てくるように、人はそれぞれ様々な特性という個性を持って生きているのだと私も常日頃から思っているので、なんだかすごくいろんな事が不思議としっくりするドラマだなぁ。
という感想。

それにしても草彅君も違和感のない手話の演技がほんとすごい。どれだけ練習したのだろう。

次の後半も楽しみだ。

以前、「ダイアログインザダーク」に行ったことをふと思い出したりした。


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