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栃木麺辞苑其の貮 贅を尽くした極上の一杯

先日日光に5800円のラーメンがあるという話を耳にした。しゃぶしゃぶや鉄板焼き、寿司ならともかくラーメンで5000円オーバーはちょっと…ということで二の足を踏んでいるのだけれども、一般的な感覚としてラーメンに出せる予算は1000円以内という話をよく耳にする。数多のラーメン屋さんはその1000円の壁を巡って材料、光熱費、人件費等かかる費用とのバランスに頭を悩ませながら日々営業されておられるのであろう。今回はその1000円の枠をはみ出した限界突破なラーメン達を紹介していくぜ😃

中華そば とちの葉(栃木市)
8月にオープンした新しいお店。重要伝統的建造物群保存地区にある「上質な一杯と特別な時間を」をコンセプトとしている。
新しいお店とは言っても同じ栃木市にある麺堂HOMEのご主人と奥様がやっているのでニューフェイスという訳ではないです。
メニューは鶏清湯の醤油が3種類。特に熟成醤油そばがオススメとのこと。ビジュアルからして既に圧倒的である。ご興味を持たれた方は是非。

熟成醤油そば 1100円
特製のせ 400円
お肉ごはん(時価)

竹末食堂(下野市)
栃木県在住のラーメンが好きな方の中では知らない方はいないだろうというお店。
竹末さんは曜日や時間帯によって数多の限定麺があり、店長のXのポストでびっくりするような材料のラーメンを目にすることはもはや日常茶飯事である。今回食したのは先月のもの。黄金に輝くあっさりなスープが三種の神器を投入すると見事に別の顔に変貌を遂げるのである。
この日は美しいお姉様に作って頂いたのだが、食べ始めてすぐの所で社長登場。イベントでお目にかかることはあったがお店では初めてだったのでちょっとびっくり。E・YAZAWAの調理衣はイベントだけじゃなくて普段から着ていらっしゃるのか💧

秋の鮭塩(10月平日夜限定麺) 1380円
薬味(三種の神器)

らぁ麺GEKKA(佐野市)
ここまで有名なベテランばかり挙げてきたが、これからのお店も挙げていきたい。
佐野という街は犬も歩けばラーメン屋に当たるくらいラーメン店の多い街である。しかしそれは青竹手打ちの醤油ラーメンを提供する店が大多数であり、GEKKAさんのように鶏清湯、鶏白湯を提供するお店はマイノリティである。
同じ系統のお店としてはアメノオトさん(佐野屈指の人気店)がありメニューも結構被るのだけれども実食してみると独自色が強く、実際自分も夏場に昆布水つけ麺の塩がやみつきになったくらいである。鶏白湯もおいしい。
そして、レアチャーシュー丼が凄いのである。ご飯ものにぶっ込まれているチャーシューはラーメンで使われた端材を利用したものが入っていることが少なくない。しかしこのお店では出し惜しみなくラーメンにも使われているであろうチャーシューが普通に入っている。そこが満足度を引き上げている。

昆布水つけめんしお 1050円
レアチャーシュー丼 450円

遅々として原稿が進まないうちに寒くなりました。来月は寒い時に食べたくなるラーメンを紹介していきます。次回作にもご期待ください😃

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