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オタク・推し

スカロケで「オタク」を連呼した本部長。いつから公な言葉となったのだろう?昔は「オタク」とは「お宅=引きこもり」的なくらいイメージがあり、あまりいい印象ではなかった。そして「推し」はいつから出てきたのだろう?

オタク

元祖オタクといえば1980年代「宅八郎」が「オタク評論家」としてブレイクした。当時のオタクとは、アニメや同人誌などマニアックな趣味の人たちを指していた。「コミケ」がここまで盛り上がるイベントになるとは想像しないような世界だった。それほど、何かに特化した人たちが珍しかった時代なのかもしれない。

推し

坂道グループなどとともに出てきた言葉ではないだろうか。「推しが武道館いってくれたら死ぬ」という漫画のタイトルにまでなっている。アイドルグループが増えていく中で、その中の誰かのファンを推しと指す。グループ全体が好きな場合は「箱推し」。ジャニーズの場合は「〇担」となる。

市民権を得た時代

「推し休暇」「オタ活」「マニア」が普通に聞かれる。「好き」ではないレベルのことが普通に言える世の中になったと思う。非常に生きやすくなったのではないか。

先日まで受けていた米光講座でも「この分野の一人者であること」から「プチ専門」を決めて書くことを課せられた。今の時代、よりコアであること、マニアなことは仕事にもつながる。昔は「カルトQ」(フジテレビ)「テレビチャンピオン」(テレビ東京)など、マニアの出る番組と少し距離のある感じがあった。が、今では「マツコの知らない世界」(TBS)はゴールデンタイムの番組。出演者はその道のマニアな人たちが生き生きと話す。深夜枠ではなく、ゴールデンタイム。視聴率を見ても世間一般に見る番組になっている。

経済を回している?

コレクター要素のあるものであれば、惜しみなく購入し、握手会に行きたければ何十枚ものCDを買う。アーティストのおっかけであれば、チケットを購入し全国に行く。グッツを惜しみなく購入するファンもいる。関連記事があれば雑誌や新聞を買う。経済効果はあるのではないだろうか?

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