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ROCK IN JAPAN FES 2022:Day2

ロッキン2日目。午前中は雨予報。830~の入場希望にしたので少しだけゆっくりめ。ステッカーも欲しいからと千葉からバスで行こうとしたが撃沈。あまりの並びように、どう考えてもバスより電車~徒歩が速そうと駅へ引き返す。
蘇我駅を降りて歩き出すと大きな水たまり。相当雨がふったみたい。初日よりさらに黒い雲が多い朝だった。グッツの受け取りもないのでゆっくり朝ごはん。そして、2日目からは微妙に出演できなくなったアーティストが発生しているが、しっかりとブッキングしてくれるのはさすがロッキン。まずはLOTUS STAGEで優勝アーティストのライブ。

Drive Boy

持ち時間15分、3曲を披露。

渋谷社長のあいさつ

GRASS STAGEへ移動。もちろん渋谷さんの挨拶から。
本当に君たちはマナーがいい。ソーシャルディスタンス、マスクを着用してのライブ観戦をしてくれている。
昨日の帰り、蘇我駅には55人もの警察官と機動隊が出ていて、若者・お酒が入っている・ライブの後の高揚感がある人たちが押し寄せてくることに警戒していたが、粛々と駅へ向かっていたと。うちの子たちはそうじゃないんですと嬉しそうに話す渋谷さん。
男子更衣室を作ることをはじめは反対していた。が作ってみたら、男子はきちんと靴を脱いで上がるんですよ。女子はそのまま土足でズカズカ上がるのに。ホント男の子って優しい。
今年は約4万人が入ることのできるテントを設置しました。全員が入れるわけではないけれど、ステージから人がいなくなることはないので十分な広さだと思います。

トップバッターはハルカミライ。よくメジャーになると俺、昔からファンなんだよっていう人がいるが、ずっとファンで、呼べと言ってブッキングした。社長のバンドって言っているけれど、始めた会うので楽しみにしていました。

ハルカミライ

今日は20曲やります!といい実際に17曲披露。社長がファンというだけあり、無条件にかっこいいとしか言えな。こんなにパワーのあるバンドがいたなんて。ノーチェックだったのが悔やまれる、いや、こういう出会いがあることがフェスの醍醐味でもある。こんなに楽しそうに無邪気に演奏する彼らの原動力はどこからくるのだろう?
そして後半、前方指定席に向かって「お兄ちゃんはライブを楽しむプロ、撮影には撮影のプロがいる、だからお兄ちゃんはライブを楽しめばいいんだよ、俺たちがハルカミライだ」と。お互いにいやな気持にならないどころか、この発言でどれだけの人が心を奪われ、そして撮影しているカメラマンも気が引き締まっただろう。初出場とは思えないこんな対応ができるのだろうか。
残り時間を見て、これ俺の歌から始めるとやり直したり、まだいけると歌い続ける姿。ホント忘れないよ。渋谷社長、出会いをありがとう!

HY

ハルカミライに打ちひしがれたあと、さわやかな沖縄への旅をさせてくれたHY。もうなくてはならない存在。「声を出せない分、体で表現しろ!」と。会場が一体になる感じ。これがフェス!というパフォーマンス。さわやかなひと時をありがとう。

フレデリック

LUTUS STAGEに登場。2015年PARKSTAGEでの出会いから見続けているバンド。3年ぶりに立った彼らは更に洗練されていた。「40分、ロッキン上最高の思い出を塗り替えます」圧倒的なリズムセクション、ベースラインがツボ。そして伸びやかなボーカルはここちよくバンドサウンドに身をゆだねている。これがバンドの良さ!を実感できる統一感。ホントかっこいい。そして2015年に初出演したことへの感謝を伝えた。確実に次のステージへ進化している。

KANA-BOON

新体制になって初のフェス。3年ぶりに帰ってこられたことを本当に楽しそうに演奏していた。

milet

昨年のオリンピックで注目を浴びた。伸びやかな歌声は午後のひと時に潤いを与えるオアシスのようなステージ。

東京スカパラダイスオーケストラ

この日、唯一の前方当選。登場とともに一瞬でスカパラの世界へと引き込まれ、笑顔になれるセッションに魅了される。今回のゲストはまず、MAN WITH A MISSIONから。ゲストを引き立てる天才的なセッション。そして今年はもう一人。役者、ムロツヨシが登場。会場がざわつく。役者がこのステージに立つとは想定外。しかしそこは魅せることのプロ。2曲を熱唱。リハーサルがなくどうしていいかわからなかったと言っていたが、そんなことは一切感じさせないパフォーマンス。ムロツヨシは「ロックスターオンリー」のゲートを通ったと嬉しそうに話していた。スカパラは本当に人を笑顔にする。

THE BAWDIES

BISHの出演がキャンセルとなり急遽代打としてステージに立った彼ら。そこにはBISHのTシャツを着た人を散見した。推しが出なくてもこうやって会場へ足を運び、代打のバンドを見る。ほほえましい光景。代打というステージ。しっかりとBISHを背負い、この広大なLOUTUSSTAGEを魅了してくれたありがとう。

フジファブリック

もうロッキン出場の存在感たっぷりのバンドになってきた彼ら。夕方のまったりした時間に心地よいサウンド。3年ぶりのステージを楽しみ、進化したバンドサウンド。言葉を大切に伝えるようなボーカル。今年も夏の思い出をしっかり届けに来てくれた。夏の絵日記の中に出てきそうな存在感。

あいみょん

2019年もGRASSSTAGEに登場したあいみょんが2日目のトリを務める。夕刻に透き通る歌声。前回とは違い、MC少な目で歌い倒していた。夕陽の中のあいみょんは少し懐かしく、少しせつなくなる夏の夕暮れ時にはぴったり。

King Gnu

2日目、LOUTUSSTAGEのトリはその名にふさわしく王者kingunu。2019年にPARKSTAGEを打ち止めにした彼らは堂々とこの広い会場を埋め尽くした。直前に一気に前方へ進んだがさほど心配することのないレベルでソーシャルティスタンス。しかし想定外に背の高い男性が多いので埋もれた。ステージ中央に月が輝く中始まったステージ。もう言うことない魅惑のボーカル、時に激しく時に優しく歌うようなドラム、そこにベース、ギターが安心してのっかるようなサウンド。様々な楽曲を奏でる。トリにふさわしいバンド。シンプルな照明が一層彼らの魅力を感じる圧巻のステージ。


前半2日間を見て

本当に夢のような時間、夏フェスの代名詞が帰ってきてくれた。もはや季語と言ってもいいロッキン。場所を変えてもロッキンは変わらない、むしろパワーアップして千葉に降臨してくれた。ソーシャルディスタンスがなされ、さらに曇天といこともあり時折流れる風が心地よい。
KANA-BOONのステージ少し前から、遠雷が鳴り響き、空が真っ暗になったが、一瞬パラっと雨かな程度に降ったが、さすがロッキン。多くの避雷針が設置されているが避難することも雨に濡れることもないのはいかに守られているかと感じる瞬間だった。
難点はフィールドのため、傾斜がなく基本的によほど前方でないかぎりアーティストをじかに見れない。風向きによっては後半、対面のサウンドチェックの音が重なること。ここはもう少しどうにかならないのかと。とはいえ、野外とは思えないPAシステムはさすが。
混雑するものの駅まで徒歩圏内という都市型フェス。初日の45000人という数が現段階ではマックスだろう。

渋谷さんをはじめとしたスタッフが3年ぶりのステージにかける思いを随所に垣間見れる暖かな空間であることは間違いない。その場にいるだけで幸せを感じる。ソーシャルティスタンスもマスク着用するのも、待ち望んでいた観客が自分たちのせいでこのフェスがたたかれるのを恐れて、敬意を示しての行動だと思える。帰りも駅までの道のりを粛々と帰宅していたというのも、ひたちなかと違い、駅まで徒歩圏内であるという安心感が焦りにつながることなくいることのあらわれだろう。
動線がわかり前日とは違いあまり疲労感を感じることなくまったり過ごせた2日目。後半は3日間。天気予報は晴れ、連日猛暑予報。





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