町ねこ調査レポート

町ねこ調査報告18
墓地とねこ

2020年11月29日(日)
曇り 11℃
長崎市中心部、長崎駅近くの斜面地にてねこ調査を行いました。
ここには広大な墓地が山手に向かって広がっています。
墓地には16匹のねこがいました。そのうち避妊去勢手術を受けている印の耳カットが入っているねこは7匹でした。ほぼ半数です。
サバシロ7
キジ2
ミケ3
シャム1
グレーシロ1

あまり人が来ない墓地は静かで、ねこにとって居心地の良い場所のようです。
日当たりもよく、風や雨を避けたり、身を隠すところもあります。
あとはエサさえあればよいわけです。
というわけで、この墓地だけでなく、エサやりさんが来る墓地にはたくさんのねこがいます。
しかし、墓地内のあちらこちらには大量の糞が落ちていました。

斜面地の住宅街はどこも住む人が減って、空き家や空き地が目立ちますが、お墓も同じく長い間お参りに来る人もなく、草が伸び放題、墓石も崩れかけたようなお墓がありました。

夕暮れ時、静かな墓地にて、ねこといっしょに長崎の街のこれからに思いを巡らせました。ねこ調査を続けていると、ねこの問題だけでなく、町と人の暮らしについても考えさせられます。

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