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ねこが消えるまち

ねこが消えるまち
町ねこ調査レポート 2023.2.21

 21日、長く調査を続けているエリアにほぼ半年ぶりに出かけました。ここは2015年5月から調査に入っています。調査回数は41回、頭数は32匹、ねこ密度は11匹です。
この日確認できたねこの数は3匹。
ミケ001名前はシロミケ、2015年5月から確認していますので、推定年齢8歳以上、左耳にカットが入っています。
キジ008、名前はボス、2016年2月から確認していますので、 推定年齢7歳以上、耳カットはありません。4年ぶりに会いました。
チャトラ007は2017年11月に確認、当時耳カットは入っていませんでしたが、今回右に耳カットがありました。推定年齢は6歳以上です。
天気が曇りで気温も低く、風が冷たいためかもしれませんが、このエリアは以前の調査では一度に10~20匹ほど見かけていたのに比べるとかなりの数が減っています。
2015年5月の調査開始から2019年までの調査では、1回ごとに確認する頭数は10~30匹以上でしたが、2020年からは10匹以下に減り、2022年は5匹ずつでした。そして今度は3匹。
全体の頭数に対して耳カットのあるねこ(避妊去勢済)は62%なので、ねこの頭数の減少はTNRの影響だと考えられます。殺処分を減らすためには、外のねこの避妊去勢手術が有効と思ってきました。しかし、実際にねこが消えていくと、なんとも寂しい気持ちがします。町の活気もねこと共に消えているような、そんな気がしてなりません。

長崎のまち猫調査隊塾|長崎市 (nagasakinomachinek.wixsite.com)
(塾長 中島)

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