発想パターン

(ブログより転載)

引き続き、人生を豊かにさせる考え方についてです。

前回、目標と行為の関係について述べましたが、今日はもう少し具体的に、発想パターンの類型をしてみましょう。


人の行動は、主に

未来志向(未来の自分に重点を置く)タイプ、

現在志向(現在の自分に重点を置く)タイプ

に分かれます。

これらは互いに背反な関係ではないので、組み合わせとしては、

・未来重視・現在軽視型
・未来軽視・現在重視型
・未来・現在重視型
・未来・現在軽視型

の4タイプに分類できます。

順に見ていきましょう。

・未来重視・現在軽視型


このタイプの人は、未来のために歯を食いしばって努力します。

合格のために、辛さを我慢して努力!

仕事のために、辛さを我慢して努力!

マイホームのために、辛さを我慢して努力!

このように、目標のために現在を犠牲にします。

勿論、結果が伴えばそれなりの喜びを得られますが、

結果の価値に現在の苦痛が勝ってしまうと、一気にやる気がなくなってしまうと言う欠点があります。


最初は優秀だったのに、だんだん苦痛が大きくなり、どんどん成績が下がっていくタイプは、主にここに分類されます。


また、一瞬の結果のために、ほとんどを苦痛で埋めてしまうので、

トータルで見ると、圧倒的に苦痛の方が多い人生になりますね。


・未来軽視・現在重視型


このタイプは、未来のことは考えず、現在楽しいことだけをやります。

プレゼン前だけど、恋人に会う!

仕事しなきゃいけないけど、ゲームに夢中!


このように、やるべきことがあるにも関わらず、現在の快楽に流されていきます。

その時は楽しいかもしれませんが、当然、自分自身がどんどん堕落していくため、結果として人生は破滅の方向に進んでしまいます。


勿論、何もしないため、人生の向上は望めません。


ただ、運が良ければ、快楽だけの人生を歩める可能性もあります。


・未来・現在重視型


このタイプの人は、未来のために努力しますが、その努力自体を楽しみに変えていきます。

開発って面白い!

仕事が楽しい!


このように、現在を楽しみながら、未来に向かっていきます。


現在の行為自体を楽しんでいるため、苦痛を感じずに継続的に目標に近づくことができますね。

前回オススメしたのは、このタイプに分類されます。


難しい分野にも果敢に挑む人は、決して「忍耐強い人」ではなく、その内容自体を楽しんでいるのです。

「好きこそものの上手なれ」で、どんどん実績も上がっていきます。


このタイプの人にとって、苦痛は存在しないので、人生も、楽しさに満ち溢れたものになります。


・未来・現在軽視型


このタイプの人は、自分を向上させようと言う気持ちもなく、さらに、現在の自分の状況に対し、不平不満を抱いています。

「どうせやったってできないよ」

「自分は何て不幸なんだ」

自分で自分の首を絞めている、救いようのない状況です。


最悪な状態だと思うかもしれませんが、意外とこのようなタイプの人は多いのではないでしょうか。


さて、皆さんはどのタイプに当てはまりますか?

誰がどう見ても「未来・現在重視型」が一番理想的ですよね。

しかし、人はマイナス感情に流されやすい生き物なので、ボヤッと生きていると、気づいたら「未来・現在軽視型」に陥っていたと言うことも多いでしょう。


意識的に「未来・現在重視型」の発想を心掛けることが大切です。

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