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現状維持から飛躍させる「パレートの法則」

「人生詰んだ」状態をリセットする魔法

第5章 価値の生み出され方
・三年間コツコツやれば誰でもソコソコ軌道に乗る
・現状維持から飛躍させる「パレートの法則」
・強みに一点集中〜サンクコストとオポチュニティコスト〜
・慈善事業は行政の仕事
・常に投資せよ!〜貯金はお金を腐らせる〜

・現状維持から飛躍させる「パレートの法則」

私が尊敬する偉人の一人に、日本マクドナルド創業者で「銀座のユダヤ商人」と呼ばれた藤田田という人物がいる。
彼は、著書『ユダヤの商法』で、78対22の法則を紹介している。

また、これによく似たものに、19世紀にイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱した「パレートの法則」がある。
例えば、1,000社の顧客がいるとしたら、そのビジネスの売上の8割は、200社の大口顧客からもたらされる。

10種類の商品を扱っている企業は、2種類の定番商品で80%の売上を作っている。
コンビニやスーパーでは、20%の定番商品が売上の80%を占める。

リアル店舗などの棚の大きさに物理的な制限があるビジネスでは、売上が2対8になりやすい。
しかし、棚の制限がないECでは事情が異なる。

Amazonのように無限に商品点数を伸ばせる場合は、ニッチな商品の総売上高が、定番商品のそれを上回る現象が起きる。
そのためEC業界では、2割の定番商品に集中するのではなく、むしろニッチなラインナップを伸ばす方にリソース投下する戦略が有効となる。

さて、パレートの法則は「人の価値」にも当てはまる。
大多数の保守派の人は、周りの人と同じ行動を取りたがる。

同じキャリアを進み、同じスキルを学ぼうとするため、どいつもこいつも同じような人材になる。
78%の保守派にならず、22%の革新派になることが、突出する1番の近道となる。

しかし、多くの人は78%の方をダラダラと続けてしまう。
そして労力を費やした78%の方を大事だと勘違いする。

これでは現状が尻窄みとなること必至である。
削減すべき78%を意識し、注力すべき22%に目を向ける。

さすれば、状況は劇的に上向く。
まさに「成功の法則」と言っても過言ではない。

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